“最も美しくうどんをススる人”は、はなまるうどんが決める！

食べ物を美味しそうに食べる人って、いますよね。例えば、やたらと料理系の番組に出ている国分太一の食べっぷりは、さすがに上手。文句なく、美味しそう。
逆に約20年前、某インスタント食品（麺類）のコマーシャルに出ていたシュワルツェネッガーのかっ込み方は、本当にマズそうに見えた。「マズそうに食うなぁ」とテレビ前で笑ってたあの日のことを、昨日のように覚えているもの。

ところで！今、非常に興味深い大会が開催されていようです。その名は「UDNススリンカップ2014」。
「うどんを、美味しく、美しく、力強くススる。世界一のススリストに輝くのは誰だ?!」（「UDNススリンカップ2014」特設ページより）
エントリーされている各選手がうどんをススる動画を視聴し、“いいススリ”を見せた者へユーザーが投票。最も美しい“ススリ”をキメた「ススリスト」を決定する、といった趣旨になっている同大会。

というか、こんな物好きな企画を起ち上げたのは誰？……そうでしたか。讃岐うどんチェーンのトップとして名高い「はなまるうどん」が、この大会を主催しているそうです。
「讃岐うどんの魅力をもっと多くの方に感じてもらうべく、見たら思わず食べたくなる、五感に訴えかけるサイトを企画しました。食欲の秋とスポーツを掛け、健康感を表現した作りにしています」（「はなまるうどん」担当者）

しかも今大会は、見どころが3つある。3部門に分かれているのだ。
・7人の美女がエントリーされた「ぶっかけ部門」
・7人のイケメンがエントリーされた「おいなりさん部門」
・7人のニューハーフがエントリーされた「かまたま部門」

なんか、部門のネーミングがいちいち意味深だし、イケメンはなぜか裸だし、看過できないポイントだらけ！
「部門名に関しましては、讃岐由来の商品に掛け、『ぶっかけうどん』、『かけうどん＋稲荷』、『かまたまうどん』から取り上げました」（担当者）
エントリーされた「ススリスト」たちは、同社が選定。香川出身であったり元オリンピック選手だったりうどんが大好きであったり、何かしらの縁がある選手ばかりだそうだ。

さて、動画を観たとしましょう。後は、自身の直感を信じて投票していただきたいのです。……が！評価基準がわからない！」という方が、もしかしたらいるかもしれない。
そこで「はなまるうどん」の常務取締役・前田良博氏が、「讃岐うどんの美しいススリ方」をレクチャーしてくれています。



ポイントは三つ。
一、麺をほぐす
二、勢いよくズルズルすする
三、のどごしを味わう
以上の点に留意し、各選手のススリ動画を判定してみてください！

ところで同企画の目的は、「讃岐うどんの魅力を広く知らしめる」ことにあった。それは達成できているのだろうか？
「公開当初は、通常の20倍のアクセス数にまで到達しました。現在も、通常の倍のアクセスがございます」（担当者）
反響としては、「面白い」「うどんが食べたくなった」といった声が寄せられているとのこと。うどんの気持ち良いすすりっぷりと、くだらない企画に本気で取り組んでいる姿勢に、感銘を受けたファンが大勢いるようだ。

ちなみにススリストへ投票すれば、「はなまるうどん」50円割引クーポンをゲットすることができるらしい。
今後、うどんススリアスリートの人口が増えそうな予感がする。
（寺西ジャジューカ）