昨年は「コーンポタージュ味」が発売されて話題になったし、近年はなぜか「冒険」の味ばかり出している気がする。
コネタでも2005年の「ガリガリ君は徐々にソフト路線になっている」の記事以来、しばしばガリガリ君ネタを取り上げてきたが、かつては「ガリガリ君=ソーダ味」のイメージが圧倒的に強く、オーソドックスな味ばかりだった気がするのに、なぜ10年間でこうもヤンチャなアイスを出すようになったのか。
赤城乳業のマーケティング部に聞いた。
「弊社は『あそびましょ』を企業スローガンに、30年ほど前から『ラーメンアイス』『イクラ丼アイス』など、楽しいアイスを発売してきました。しかし、最近はガリガリ君もメジャーになり、お客さまから『最近は手堅いですね』『冒険していないですね』などのご意見もいただくようになったので、『チャレンジ精神を取り戻そう!!』と冒険的な味を開発することになりました」
さまざまな味は、毎回どのように決まるのかというと……。
「ガリガリ君のプロジェクトチームにて、アイデアを出し合い、味を決めています。その後、経営会議にて最終決定します」
「ガリガリ君プロジェクトチーム」とは、全社横断型で、開発部、技術部、品質保証部、購買部、営業部より担当者を集め、結成しているもので、様々な立場から商品にかかわる人が集まることで、発想の幅が広がるのだそうだ。