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メタクソ団の団長スナミちゃんは少年誌を再興させたスーパーマンだった

メタクソ団の団長スナミちゃんは少年誌を再興させたスーパーマンだった
メタクソ編集王 少年ジャンプと名づけた男』(角南攻/竹書房)。売ったマンガはトータル50億冊以上。マンガの編集に一生を捧げた男の生き様が、天然パーマのようにミッチリ詰まっている。
「少年ジャンプ」には、マンガの登場人物になった編集者が何人もいる。

『Dr.スランプ』でDr.マシリトのモデルとなった鳥嶋和彦。『キン肉マン』にアデランスの中野さんとして登場した中野和雄。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』には何度も登場していた堀内丸恵。『みどりのマキバオー』で堀江牧場のオーナーとして出演した堀江信彦。『シェイプアップ乱』『究極!!変態仮面』『銀魂』『バクマン。』など、数多くの作品への出演歴をもつ茨木政彦。同じく『バクマン。』で編集長役をつとめた佐々木尚。まだまだ他にもいるが、すべて挙げていったらキリがない。

そんな中でも、とくに懐かしく印象深いマンガ俳優が、70年代のメガヒット作『トイレット博士』でスナミ先生のモデルとなった角南攻(すなみおさむ)だ。

スナミ先生とは、主人公の一郎太が通う小学校の担任教師だ。天然パーマのチリチリ頭で、ひげ剃り跡も青々と残り、目はパッチリまつげも長い。子供たちにも負けないバイタリティと、いたずらっ子のような笑顔。マンガのキャラクターとして誇張されているように見えるが、ほとんど角南さん──いや、尊敬と親愛の情を込めて「スナミちゃん」と呼ばせていただく──そのまんまの姿なのだ。

本書『メタクソ編集王』は、そんなスナミちゃんの編集者生活45年間を振り返った「編集バカ一代記」である。

スナミちゃんは1944年、すなわち終戦の前年に愛知県名古屋市で生まれた。豪農の家だったというが、敗戦後の農地改革で土地を没収され、家は没落してしまう。...続きを読む

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「メタクソ団の団長スナミちゃんは少年誌を再興させたスーパーマンだった」の みんなの反応 2
  • jin 通報

    たしか昭和45~46年くらいに集英社の某誌で掲載されてた「アシュラ」っていう作品はかなり残酷な描写だったと思うが自主規制してたのか気になる。

    1
  • またんき 通報

    この記事が書かれた3ヶ月後に肺がんでなくなっている。さびしい・・・

    0
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