最終回直前「けものフレンズ」福原P「『ツチノコはいません』と言われたらぶち壊し」
放送開始前はあまり大きな話題にはなっていなかった「けものフレンズ」だが今期の人気ナンバーワン作品に。「少人数で作っている分、一人一人の負担は大きいですが、リアクションがある時は喜びも何倍にもなります」(福原)

脚本よりも前にビデオコンテを制作


──アニメについて、プロジェクト側からのオーダーはあったのですか?
福原 最初に、いわゆる制作スタジオのコンペ的なものがあって。その時は、自由に企画を出して欲しいということでした。でも、そこで僕ら……というか、たつき君が考えた企画は、今のお話とは全然違う内容になっています。その後、吉崎先生たちと一緒に企画を揉んでいくうちに、だんだんと今の形に落ち着いた形です。たぶん最初に出した企画は、お話の部分よりも、CGを使った映像の方が評価してもらえたのだと思います。たつき君の作るCGは、線にすごく温かみがあって、ちょっとした間とか動きも魅力的なんですよ。あと、ヒョウ柄みたいに細かい柄は、手描きの場合、引きの絵にした時の描き分けが難しいはず。でも、CGだと、絵が小さくなってもそのまま柄を表現できるんです。
──放送された第11話まで、コンテと演出はすべてたつき監督が担当していますが、どのような工程で制作されているのですか?
福原 一般的に手描きアニメだと、シリーズ構成(各話ごとの大まかな展開など作品全体の流れ)を決めた後、各話の脚本を作って。脚本を元に絵コンテを作ります。でも、「けものフレンズ」では、シリーズ構成の次がVコン(ビデオコンテ)になるんです。たつき君が全話のVコンを作って。そこからセリフの内容を詰めて、脚本を作る形ですね。
──セリフを決める前にVコンを作るのですか?

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