初代モンスターが来襲し、ついに初代モンスターvs.2代目モンスターのバトルが実現。
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』5th season Rec 3-3(→公式、→テレビ朝日、→Abema)で毎週火曜日深夜放送。


「初代vs2代目、奇跡のバトル」第3回目。
初代モンスターはCHICO CARLITO(→twitter)が召喚された。
対する2代目モンスターは裂固(→twitter)の登場だ。
CHICOが「肩の力抜け」と言い、
裂固が「絶対肩の力抜かねぇ」と返し、
CHIOが「肩の力抜けってのはよちゃんと話し聴けって事」
と対話の応酬になる好勝負。

ラウンド2は、
裂固のラウンド1での「俺のライム聴けば分かるはず 完璧 岸壁すらもないぜランダム」
に対して、
CHICOが「完璧なラップってそれつまらないぜ」と返し、
「俺はまだまだ未完成だから完成形目指して太陽の下でフリースタイルしてたい」
と語る。
残念ながらROUND2の判定がクリティカルでCHICO CARLITOが敗退。

そしてDOTAMA(→twitter)の登場。
煽りVで「会社でも失敗したらペナルティーがある」と語り、
登場してZeebra(→twitter)とDOTAMAが
「前回の収録 DOTAMAが激怒して帰っていったという」
「あれ、これ、どこまで言って良いんですか?」
「言っちゃいけないかもしれないです。これぐらいにしておきましょうか」
なんて会話して、マジ怒っての登場を匂わせる。
というか、この「初代vs2代目」って企画の発端が、DOTAMAさんにあるんじゃないかと邪推させる勢いである。

温厚で通していた崇勲(→twitter)が煽りVで「DOTAMAが怒ってると。知らん」「どの口が言ってるんだと思いますけどね」「イライラしていますね」

DOTAMAも「手抜きだな」
一触即発とはこのことか。

「俺がお前のメガネぶっ飛ばしてやっからよ」と攻撃的にいく崇勲。
冷徹な口調でDOTAMA
「メガネ吹っ飛ばしてやるよってUMB2009でお前が俺に言ったライン全くそのままだよ。使い回ししてんじゃねぇよクソ野郎」
と指摘。
さらに「もう崇勲辞めよう? そのなんかウザいキャラ」
これに対して崇勲が「どっちがウザいキャラか教えてやるよ」と言うと、
DOTAMAが「へ、何言ってんの?」って表情で「お前だよ」って声には出さず指差す。
これには切れたか崇勲「お前だよお前だよ」と声に熱がこもる。
さらに指さして「お、ま、え、だ、よ」! 会場爆笑。
「言葉は尖ってなくても刺さる これが俺の理論」と、DOTAMAと崇勲のスタンスの違いをきっぱりと表現する。
DOTAMAは「好きだった」「隙間ばっか」で韻を踏んで、
「休む(間)休む(間)みたいなラップしてんじゃねぇよ この手抜き野郎」
と崇勲が時々やるパタンを真似てディスする。
クリティカルでDOTAMAの勝利。


次なる2代目モンスターはACE(→twitter)。
ACE「殺す」
Zeebra「DOTAMAさんも何か言いたい感じですね」
DOTAMA「バースで言います」
トーンを落とした声で答える。

ACE、「DOTAMA【コンプラ(おそらくファック)】」の連呼から、
「想定の範囲内」「当然の勘違い」の固い韻、
「葬り去るぜクソメガネ 出す手がねぇ」とガッチリ攻める。
DOTAMAが「ていうかさ 2代目さ 初代が来ないとやる気でねぇのかよ」
いや、これにはうなずいてしまう。
それぐらい今回のACEさん、いつもと違う。
「お前普段からそういう元気持ってやれよ」
って、DOTAMAさん、ほぼ部活卒業してもちょいちょい顔を出して説教する先輩だ。
DOTAMA、コンプラの連続を続けて、
「ち×ぽが長いだけの取り柄のMCって言われてそれに全く返せなかった戦極17章」
とディスるディスる。
2ROUND目、DOTAMA先攻で、ACEがやりがちなフロウ2パタンを真似して封じる作戦。
それに対してACEは、DOTAMAのフロウパタンを真似して「お前がいつもやるのはキェーってやつだけだろうが」と応戦。
ACE、ガンガン韻踏み連続の果てに、
「ち×こが長いだけじゃねぇ 韻もラインも固いし長い訳だぜ」と決める。
2ラウンドとも獲ってACEの勝利。

バトル後、DOTAMAさんが「普段からこれでやってくれたら良いのになぁ」と言うと
ACEさんが「そこまで悪口言ってくる人いないんすよ」と答える。
やー、すてきな名コンビの様相だ。
清々しいほどの悪口合戦、すごかった。
毎週これぐらい盛り上がってほしい(いち視聴者の身勝手な要望)。

次週は漢a.k.a.GAMI出陣だ。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ
「フリースタイルダンジョン」ドタマにきたDOTAMA、2代目モンスターにマジ説教「この手抜き野郎!」
フリースタイルイラスト/まつもとりえこ

編集部おすすめ