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噂のタモリも登場「バカボンのパパよりバカなパパ」第2話に何が足りないか考えてみたのだ

事実、ドラマで描かれた1987年には、少年誌「コミックボンボン」で新たに『天才バカボン』の連載を始めている。さらに翌88年以降、「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「平成天才バカボン」「もーれつア太郎」と、赤塚アニメがあいついでリメイクされたこともあり、ちょっとしたリバイバルブームも起こった。

自分の行くべき道を見失っていた夫を、妻が目覚めさせるというストーリーは悪くはない。しかし、繰り返しになるが、このドラマは赤塚不二夫を主人公にしているのだ。そう考えるとやはり、いまひとつパンチが足りない。

タモリも登場した第2話


第2話では、「赤塚伝説」の一つとして、タモリも登場した(演じていたのは俳優・演出家で、「赤ペン瀧川」の芸名で映画コメンテーターも務める瀧川英次)。ドラマの冒頭で描かれていたとおり、赤塚はタモリの才能を見出すと、目白のマンションの一室に住まわせ、自分の企画するテレビ番組で芸をやらせた。劇中ではその時期が「1975年春」となっていたり(実際には同年の夏とされる)、居候時代から運転手付きの車に乗っていたりと(さすがに運転手はまだついていなかったはず)、やや事実と異なる点はあったが、そのあたりも含め、くわしくは拙著『タモリと戦後ニッポン』を参照していただければ幸いである。

思えば、タモリは、赤塚をマンガの外へと連れ出した張本人だ。第2話の舞台となった80年代後半には、すでにタモリは赤塚の手を離れ、超売れっ子となっていた。劇中では、タモリが『笑っていいとも!』を想起させるテレビ番組で、久々に往年の動物のモノマネ芸を披露するのを、赤塚が眺めるシーンがあった。そこで彼が再びマンガの世界に戻ろうと決意するのは、象徴的にも思えた。

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「噂のタモリも登場「バカボンのパパよりバカなパパ」第2話に何が足りないか考えてみたのだ」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    原作のバカボンは実験的なことをたまにやってたな。締め切りに追われ、苦し紛れにやってたとしか・。

    0
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