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「リーガルV」パワハラだらけの秋ドラマ、被害者のほうが悪人説、六角姓の役者は卑屈な役が抜群に上手い説

ついでに言うと、松尾は女性と一緒にホテルの入口にいる写真で脅されて、事実をあらいざらい法廷で話すのだが、(言い方は悪いが)これぐらいの写真で自分の地位をあやうくするような証言をしてしまうだろうか? なんだか雑だなぁ、と思ってしまう。

先に書いたドラマのオチの部分、美鈴が中島茜に執拗なパワハラをしていたことについては、松尾が「やっぱり怖いですね。女のジェラシーは」と発言するシーンがある。これは卑屈な男・松尾が卑屈な目線で上司の美鈴を見たときの発言ではなく、冷静に評した言葉だ。役員に上り詰めるぐらいの優秀な女性でも「女のジェラシー」は捨てきれないのだ、という描き方に作り手側のおっさん目線を感じてしまう。美鈴が城野と恋人だったという描写はないので、美鈴のパワハラはバリバリの私怨で逆恨みであり、それがより「女のジェラシー」の理不尽さを際立たせている。

「私、謝らない。お金で解決させてもらうわ」

という美鈴のセリフも、「女の意地」というより「女のジェラシーの理不尽さ」を強調しているように見えるのは穿ちすぎだろうか?

ドラマのラストは「小鳥遊翔子に関する調査報告書」を仕上げてきた秘書の敦美(宮本茉由)に、天馬(小日向文世)が「調査はもっと丁寧にやってもらわないと困りますね」と頭から赤ワインをぶちまけるシーンだった。天馬の冷酷非情さと頭がおかしい部分を強調するシーンという意図はわかるのだが……。第1話、第2話と続けて見ると、主人公は女性なれど、「女性が意味不明にひどい目に遭い続けるドラマ」という印象が強い。でも、視聴率は絶好調なんだから、これが正解なんだろうなぁ。

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    >「女性が意味不明にひどい目に遭い続けるドラマ」 とてもよく分かる おっさん向けドラマでも、もう少しどうにかならなかっただろうか

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