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松雪泰子「私、失敗しちゃった」NHKから「ドクターX」に挑戦状?失敗学ドラマ「ミス・ジコチョー」

松雪泰子「私、失敗しちゃった」NHKから「ドクターX」に挑戦状?失敗学ドラマ「ミス・ジコチョー」
畑村洋太郎が失敗から学ぶことを説いた『失敗学のすすめ』(講談社文庫)。畑村は、ドラマ「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」(NHK総合)で失敗学の監修を務める
       
「私、失敗しちゃった」
主演の松雪泰子が毎回こんな決めゼリフを口にするのが、先ごろNHKのドラマ10(総合テレビ金曜よる10時)で始まった「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」だ。まるで「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(この10月から新シリーズが始まっている)の天才外科医・大門(米倉涼子)の決めゼリフ「私、失敗しないので」に当てつけるかのようである。ついでにいえば、「ミス・ジコチョー」の冒頭のナレーション「一切の偽りなく、忖度なく、見返りなし。すべてのしがらみとは無縁の第三者による真実の究明。それが事故調査委員会、ジコチョーの使命である」もまた、「ドクターX」の「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ」というおなじみのナレーションを思い起こさせる。

ただし、大門がフリーランスの外科医なのに対し、「ミス・ジコチョー」で松雪の演じる工学者・天ノ真奈子は、名門大学(東京第一大学)の工学部教授というれっきとした肩書きと社会的地位を持つ。真奈子の本業である新型カメラやロボットスーツの研究開発は、彼女が本気で取り組めさえすれば、企業からの多額の投資も望めた。しかし真奈子はむしろ、ほとんどカネにならない事故調査のほうにのめり込み、「失敗学」なる学問を提唱して、さまざまな失敗をめぐるデータ収集に余念がない。「ミス・ジコチョー」の「ミス」とは、単に女性の敬称というだけでなく、失敗のミスでもあるというわけだ。真奈子はまた身勝手な性格から「ジコチョー」ならぬ「ジコチュー」と周囲の人からひそかにあだ名されている。本作ではそんな彼女が毎回事故が起こるたび、助手の野津田燈(堀井新太)を従えながら、その究明にあたるさまが描かれる。

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