
空前のヒットを記録した『天気の子』が2021年正月、地上波初登場
日本を代表するアニメーション監督・新海誠氏が、歴史的ヒット作『君の名は。』に続いて2019年夏、世に放った映画『天気の子』。観客動員数1000万人超、興行収入140億円を突破し、国内の年間映画興行収入ランキング第1位という記録を打ち立てた。【関連レビュー】『天気の子』 社会に逆らう美少女ゲーム的選択肢。アニメの女の子は可愛いほうがいい理論を考察
第43回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞にも輝いた、この『天気の子』を2021年1月3日よる9時からテレビ朝日で地上波初放送することが決定。本編ノーカット版でお届けする。
家出少年と不思議な力を持つ少女。運命の出会いからはじまるストーリー
『天気の子』は異常気象で長雨が続く夏、離島から家出してきた高校1年生の少年、森嶋帆高が、東京の片隅でひとりの少女に出会ったことからはじまるストーリー。その少女、天野陽菜には“祈るだけで晴れをもたらすことができる”という不思議な力があり、2人は運命に翻弄されながらも自らの生き方を“選択”していく。
新海監督ならではの切なく繊細なストーリーと圧倒的な映像美が、日本のみならず世界中の観客を魅了。醍醐虎汰朗と森七菜というフレッシュな2人が、瑞々しい演技で帆高と陽菜の心の揺れ動くさまを表現したほか、小栗旬、本田翼、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子という充実のキャスト陣も集結。『君の名は。』に続いてRADWIMPSが音楽を担当したことも話題を集めた。

“一緒に困難を乗り越えよう”――未来へつながるメッセージを込めて
『天気の子』の副題は、『Weathering With You』。“weather”には“天気”のほかに“嵐や困難 を切り抜ける”という意味があり、『Weathering With You』には、厳しい天候や困難を一緒に乗り越えよう、という思いが込められている。2020年は、これまでの当たり前が当たり前でなくなり、世界が一変した“特別な年”となった。
そして、新しい年の幕開けに、「一緒にこの困難を乗り越えていこう」という力強いメッセー ジをこの放送で伝えるために、今後、様々な仕掛けも発表されるとのこと。
テレ朝の“天気の子”!? 気象予報士・依田司が番組内で情報を発表
今回、『天気の子』の地上波初放送の情報解禁プレゼンターという大役を担ったのが、 気象予報士の依田司。朝の情報番組『グッド!モーニング』や週末の報道番組『サタデーステーション』のお天気キャスターを務める依田は、まさにテレビ朝日を代表する“天気の子”。そんなつながりから、この第一報は本日12月7日(月)、『グッド!モーニング』生放送内のお天気コーナーで伝えられた。新海誠監督コメント
「このままでは、いつか世界は大変なことになってしまう」 そんな漠然とした不安を、実は皆、ずっと感じ続けていたような気がします。2019年夏、『天気の子』の物語を作った理由も、そんな暗い予感にすこしでも抵抗したかったからでした。そしていま、我々の社会はあの頃には想像もしなかった困難の中にあります。「降り止まない雨の中になんとか光を見出そうとする」この物語が、2021年の視聴者の方々にもすこしでも楽しんでいただけるのならば、それに勝る喜びはありません。
醍醐虎汰朗コメント
各分野のスペシャリストの方々が集まって作り上げた素敵な作品を今回は皆さんにくつろいで観ていただける空間にお届けできるのはすごく嬉しいです。まだ劇場で観賞されていない方はもちろんですが、すでにご覧になられた方も、また違った環境で鑑賞することで見え方、聞こえ方、感じ方が変わり、新鮮な気持ちで観ていただけると思います。
観る時のご自身の年齢やその時の感情によっても捉え方が変わる多面的な作品です。何かを一筋に想う純粋で真っ白な気持ちを、美しい映像と音楽と共にお届けします。ぜひ皆さんの大切な人と一緒にご覧ください!!
森七菜コメント
映画『天気の子』の地上波初放送が決定しました! 2019年の夏、陽菜と帆高の選択に誰もが心奪われていました。帆高が大切な人を守るために一直線に走っていく姿は2020年になった今、改めて、新しい意味も込めてたくさんの方々に勇気を贈ることができると思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。ぜひ、映画『天気の子』と一緒によい新年をお迎えください。●『天気の子』 ストーリー
高1の夏、森嶋帆高(声・醍醐虎汰朗)はフェリーに乗ってふるさとの離島から家出し、東京にやって来た。だが、生活はすぐに困窮してしまい、フェリーで知り合った男・須賀圭介(声・小栗 旬)が大学生の夏美(声・本田翼)とともに細々と運営する編集プロダクションに住み込み、オカ ルト雑誌のライターとして働くことに。
折しも、東京は異常気象の影響で連日雨が降り続いており、 巷では、必ず晴天を呼ぶという“100%の晴れ女”の都市伝説がまことしやかにささやかれていた。
そんなある日、帆高はひとりの少女・天野陽菜(声・森七菜)と知り会う。小学生の弟、凪(声・ 吉柳咲良)と2人きりで明るくたくましく暮らす彼女こそ、祈ると晴れをもたらすことができる“晴れ女”だった……。
放送概要
テレビ朝日系24局『天気の子』
2021年1月3日(日)午後9:00〜11:12