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音楽・芝居・声優…多岐にわたり活動する加藤和樹が語る、人との関係性の重要さ


──机上の空論かもしれないですけど、もしもライブ中の動きとかがすべて決まっていたら緊張しないかもしれない?

加藤:作られたパッケージのものになっていたら緊張しないかもしれないです。でもそれは俺にとってライブじゃないんですよ。ライブは自由じゃなきゃいけないし、お客さんと作る空間だから。

──ということはライブ=緊張は仕方がないことになりますね。

加藤:ですね。きっとライブは役をまとってないから、自分自身だから緊張するんでしょうね。昔はある程度カッコつけなきゃとか思ってましたけど。デビューしたての頃はMCもろくに喋れないんで、あらかじめ用意したMCを丸暗記して喋るっていう、今にしたらめちゃめちゃ器用なことをやってましたけど(笑)。

でもそれって自分の言葉ですけど、その場で思いついた言葉じゃないから、ある意味どっか芝居がかってるところも多々あって。今は加藤和樹として、今この場で感じたことを喋る、お客さんとその場のことを語り合うスタイルになってるんで。……ひとたび出ちゃえば全然緊張しないんでけどね、出る前の緊張がもうやばいんで。

──隙あらば逃げ出したいくらいですか?

加藤:いやホントそう思います。10分前、5分前くらいがピーク。落ち着かなくてウロウロ、ソワソワしてますね。それはずっと変わらないし、この先も変わらないんだろうなって思います。その緊張がなくなったら終わりだな、とも思ってます、ライブにおいては。

音楽・芝居・声優…多岐にわたり活動する加藤和樹が語る、人との関係性の重要さ
撮影/源賀津己

菊田一夫演劇賞を受賞

──ところで今年受賞した菊田一夫演劇賞はとても嬉しいことだったのではないですか。

加藤:そうですね、聞いた瞬間は嬉しいというより、ビックリするほうが先で実感がなかったですけど。いやいやいやいや、他にもっと素晴らしい人がね、たくさんいますからって。ただ、苦手だったけれども諦めずにコツコツやってきたお芝居を認められたというか、評価していただけたのは嬉しかったですね。

──励みになりますよね。

加藤:励みになりますし、自信にもなりましたね。やっぱりどっか自分の芝居に自信がなかった部分があったので。でもいろんな人の支えがあって貰えたものだとは思ってます。

──そしてこの11月からはツアーも始まりますね。

加藤:昨年から今年の頭くらいまでは、なかなかバンドでは行けない状況があって一人で回るロードツアーっていうのをやったんですけど。やはり15周年ということでライブを待っている人がいるので。そしてその期待に応えないと自分が音楽をやってる意味がないと思ったので。

もちろん少し落ち着いたとはいえ、「まだ早いんじゃない?」っていう意見もあるとは思うんです。でも「じゃ、いつやるの?」って部分もあるので。どうしたらできるかをスタッフと考えて、お客さんにも理解してもらって、来られる人には来てもらおうということになりました。

──ツアーはピアノだけの『Piano Live Tour 2021』と、バンドでの『Kabuki Kato Live“GIG”Tour2021-REbirth-』がありますね。

加藤:『Piano Live Tour』は初めての試みなんです。9月に出した『K.KベストセラーズII』というアルバムでカバー曲をピアノとともに5曲やったので。その延長線で今までの自分の楽曲も含めて、ピアノアレンジでちょっと大人な雰囲気で伝えてみたい、っていう挑戦でもあって。そこに関しては自分でも未知数なんですけどね。アレンジが変わることで歌へのアプローチが変わって、曲の印象も変わると思うので。ピアニストと2人で醸し出す雰囲気、間、タイミング、テンポも毎回変わってくるんだろうなって。そこは自分自身もすごく楽しみなところではありますね。


──バンド編成のライブは15年を総括りするセットリストに?

加藤:そうなるとは思います。でも今回のアルバムでは、これまでの曲を新たにバンドで一発録音してセルフカバーしているので、それをライブで見せる感じになると思います。なので15周年ありがとうっていう感謝の気持ちがありつつ、ここからまた20周年に向けた第一歩が届けられるようなライブにしたいと思っています。
(前原雅子)

ツアー情報

【Kazuki Kato Piano Live Tour 2021】
2021年11月14日(日)広島 Live Juke
2021年11月16日(火)札幌 ペニーレーン24
2021年11月20日(土)仙台 LIVE DOME STARDUST2021年11月24日(水)新潟 GIOIA MIA
2021年11月27日(土)松山 MONK2021年12月02日(木) 名古屋 ボトムライン
2021年12月11日(土)福岡 Gate's 7
2021年12月19日(日)心斎橋 JANUS

【Petit VOICEFUL WORLD TOUR 2021】
※FC会員限定公演ツアー
2021年11月13日(土)広島 Live space Reed
2021年11月17日(水)札幌 SPiCE
2021年11月19日(金)仙台 darwin
2021年11月23日(火・祝)新潟 GOLDEN PIGS RED
2021年11月28日(日)松山 サロンキティ
2021年12月3日(金)名古屋 CLUB QUATTRO
2021年12月12日(日)福岡 DRUM LOGOS
2021年12月18日(土)梅田 Banana Hall
2021年12月30日(木)新宿 FACE

【Kazuki Kato Live “GIG” Tour 2021-REbirth-】
2021年12月9日(木)川崎 CLUB CITTA’
2021年12月13日(月)福岡 DRUM LOGOS
2021年12月15日(水)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2021年12月16日(木)心斎橋 BIG CAT
2021年12月23日(木)豊洲 PIT

◎ツアー詳細
https://www.katokazuki.com/live/contents_type=52

舞台出演情報

【ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~】
2021年12月8日(水)~29日(水)東京・日生劇場
2022年1月8日(土)9日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール
2022年1月15日(土)16日(日)大阪・愛知県芸術劇場 大ホール
◎公式サイト
https://www.hokuto-no-ken-musical.com/

【冬のライオン】
2022年2月26日(土)〜3月15日(火)東京芸術劇場 プレイハウス(公演日は予定)
◎公式サイト
https://www.thelioninwinter.jp/

加藤和樹オフィシャルサイト

https://www.katokazuki.com/



Writer

前原雅子


フリーライター、音楽系が多い。読書、ジャンクから高級物まで広く食するお菓子、気の向いたときにする家事が趣味。

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