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ーーユニチカに合格した時のことを教えてください。
合格の連絡は高校2年生の時、確か学校で受けたと思います。事務所なのか親からかは忘れてしまいましたけど、携帯に連絡がありまして。うれしくてテンションが上がって、クラスの友達に「合格したよ!」って。でも実は、ずっと「本当に私でいいのかな・・・」って思っていました。
ーーどうしてですか。
水着のキャンペーンガールって、ある程度、胸があって、スタイルがよくて、水着を着た時に体のバランスがよく見える人を選ぶと思うんですよ。でも私は、スレンダータイプって言われていたように、平らですからね(笑)。イメージと違うんじゃないかな、と。それでユニチカの担当者の方に聞いたんです。
ーー選考の理由を?
はい。フィリピンのエルニドという、すごく海のキレイなリゾート地でポスター撮影があったんですけど、夜にみんなで集まった時に「どうして私だったんですか?」って。
ーーキャンギャルに就任される前からモデルとして活動されていますけど、何か違いはありました?
選ばれた時にスポーツ新聞に載ったんですよ。それが多くの方に知っていただく機会になって、やっぱりキャンペーンガールってスゴいんだなと。しかも「何万人の中から選ばれた」って書いてあって。その時に初めて「あ、私、そんな多くの中から選ばれたんだ」って知ったんです。オーディションの時は、何人から応募があったとかの情報は教えてもらえませんから。
ーーそういう時って「知らない親戚から連絡がくる」とか、よく聞きますが。
それはなかったんですけど「何か、うちの学校にキャンギャルがいるらしいぞ」って、他のクラスの人たちがメッチャ見に来ました(笑)。「私なんか、わざわざ見に来るほどの者じゃないのに」って思ってましたけど。
ーー一貫して自信がない感じだったですね。
そうなんですよ。
ーー一番印象に残っていることは?
片瀬那奈ちゃん(42)とは同い年の同期で、今でも仲がいいんですけど、当時はユニチカさんだけじゃなくて、色々なオーディションを受けに行ってたんですね。で、詳しくは覚えてないんですけど、何かのオーディションの控え室で那奈ちゃんと会話を交わしているんです。
ーーキャンギャルに受かる前ですか。
はい、お互い全然知らない時です。その後、那奈も(別の企業の)キャンペーンガールになって「あの時、控え室で話したよね」って。オーディション前は緊張感もあって、普通は周りの人と話すことはなかったから、ものすごく印象に残っていましたね。
ーーある意味、運命的な出会いですね。
那奈との出会いもそうですし、キャンペーンガールになってからはテレビにも出させていただくようになったんです。モデル時代とは違う出会いがたくさんあって、毎日、刺激的で楽しかったですよ。
ーー最近は野菜や魚と一緒の写真をよくSNSで拝見します。
畑は27歳ぐらいの時、釣りは6、7年ぐらい前に始めました。
ーー畑や釣りの魅力とは?
自分で育てた野菜や釣った魚を食べることですね。結局、私は〝食べる〟につながることが好きなんです。特に季節の物を食べるようになってからは、体が改善されて、一度も風邪をひいてないんです。マネージャーさんにも「何でいつもそんなに元気なの?」って驚かれます(笑)
ーーユーチューブで拝見しましたけど、大量に釣れたアジの刺身やフライがとてもおいしそうでした。
千葉県で釣った黄金アジですね。アジは釣った場所で味が全然違うんですよ。そういうことは実際に釣って、食べてみないとわからりませんからね。なので今は、畑作業と釣りをしている時が一番楽しいです。
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