トロピカルフルーツとして、日本でもおなじみのものとなってきたパッションフルーツに、今回意外な効用が発見されたことで、急速に新たな観点からの注目度が高まっている。
これまで天然物中にあまりない成分であることから、研究が進んでいなかったが、森永製菓では、パッションフルーツの種子に多く含まれることを発見、濃度を高めたパッションフルーツ種子エキスを作成し、人での効果研究を実施したそうだ。
すると、被験者に28日間継続摂取してもらうと、動脈血管の柔軟性が高まったほか、血流量の改善、肌状態や疲労回復に良好な影響を与えることが分かったという。
森永製菓では、この研究結果を米学会で発表するほか、来年にはこのパッションフルーツ種子エキスを利用したアンチエイジング製品の開発を推進するとしており、将来的に商品化へつなげていきたい方針だ。
一躍新たな注目成分となるかもしれない。今後のさらなる研究開発が期待されるところだ。