「エアコンはつけっ放しの方が電気代を節約できる」は本当か⁉︎メーカーに聞いたら…キーワードは「30分」【噂の真相】
「出かけるからエアコンは切って」いたけれど…
いきなりですが、夏の節電クイズ~♪さて、どちらが電気代を抑えられるでしょう?
【問題】
子どものお迎えの時間になりました!「往復30分かかるのでエアコンは切って出かけた」は、〇か×か?
thinking time♪
↓
↓
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正解は…
「×」です!
エアコンをつけっぱなしにするほうがいいとは意外でした。びっくり!ただし、これは”30分”というのがミソ。”つけっぱなし”にして節電になるのは、時間の制限があるようです。
「30分間の外出」はエアコンを切らないほうが節電に!?

30分間外出する場合、なぜ、エアコンを切らないほうが電気代を抑えられるのでしょう?
エアコンが一番多く電気を使うのは、スイッチを「ON」にした時と、部屋の温度を「設定温度」にするため”部屋をがんばって冷やしている”時。わたしたちが自転車で坂道をのぼる時、体力をたくさん使うのと同じですよね。
こまめにスイッチを「ON」「OFF」すると電気を多く消費し、その分、電気代もかかるわけです。

また、エアコンは、部屋の温度を「設定温度」にするまでは多くの電気を使いますが、「設定温度」にまで室温を下げてしまえば、その後はあまり電気を使いません。自転車で坂道をのぼった後の平たんな道では、体力をあまり使わないのと同じですね。
部屋の温度を維持するために使う電気は、”部屋をがんばって冷やしている”時に比べ、とても少ないそうです。
では、エアコンを切って出かける場合について考えてみましょう。

エアコンを切って出かける場合、出かける時にエアコンのスイッチを「OFF」にし、帰宅後、エアコンのスイッチを再び「ON」にします。そして、暑くなった室内を「設定温度」まで”がんばって冷やす”ことになります。
”スイッチ「ON」”と、「設定温度」にするため”部屋をがんばって冷やす”。このエアコンが多くの電気を使う2つの状況が揃っています。
一方、エアコンをつけっぱなしにして出かける場合は、この「ON」「OFF」をしなくて済み、帰宅後は、「設定温度」まですでに下がっている室温を”維持するだけ”なので、エアコンを切って出かける場合より、使う電気の量は少なくなります。

ただし、この方法が有効なのは35分まで。
番組では、大手空調メーカー・ダイキン工業によると「日中は35分までの外出であればつけっぱなしの方が電気代は抑えられる」との実験結果が出ていると、紹介していました。
なるほど!環境によっては例外もあるようですが、基本的にエアコンを「つけっぱなし」にして節電になるのは、日中の35分までの外出というわけですね。わが家から往復35分圏内といえば、近くのスーパーかなぁ。徒歩では35分オーバーですが、自転車で行けば、制限時間内!買い物できる時間は15分くらいとれるので、買うものを決めて行けば可能です。
それに、汗をダラダラ流しながら帰宅した時、部屋が涼しいと最高ですよね!いつもはエアコンを消して買い物に行っていましたが、今度から”つけっぱなし”で行ってみようと思います。
<参考文献>
WEB
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue/mission05
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