大相撲夏場所8日目(17日、東京・両国国技館)

 東前頭15枚目・翔猿(追手風)が東同11枚目・宇良(木瀬)との取り直しの一番を押し出しで制し、4連勝で1敗をキープした。

 最初の相撲は互いに頭を下げ、攻め手を止めない激しい展開。

宇良が押して前に出たが、翔猿が左足を俵にかけて引き技を仕掛け、もつれるように両者が倒れた。軍配は翔猿に上がったが、物言いがつき、同体として取り直しに。「チャンスをもらったつもりで、思い切りいこうと思った」。取り直しの一番は宇良が引いた瞬間、一気に前に出て押し出した。支度部屋では息を整えながら「やっぱり引かないで我慢して攻めたので」と振り返った。

 翔猿と宇良は1992年生まれの同学年で、相撲教習所でともに汗を流した。幕内では20度目の対戦。対戦成績を11勝9敗としたが、直近は5連敗していただけに「連敗が続いていたので、勝ててうれしいですね」と率直に喜んだ。

 全勝の大関・霧島に初めて土がつき、1敗で霧島、小結・若隆景と3人が並ぶ展開となった。平幕でただ一人、1敗を守る34歳は「体の調子がいい。けがもなく、かみ合っている。ここから集中して一番一番」と表情を引き締めた。

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