スーパーイリュージョニスト集団<フォー・ホースメン>の活躍を描く人気シリーズ最新作『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』が、5月8日より全国公開される。10年ぶりの新作への期待が高まる中、主演のジェシー・アイゼンバーグが“リアルなイリュージョン”の裏側を明かした。


 本作では、フォー・ホースメンが新たな仲間<ニュー・ホースメン>とともに、裏社会で暗躍する“ダイヤの女王”ヴェロニカ・ヴァンダーバーグを標的に、巨大ダイヤを巡る強奪ミッションに挑む。シリーズ最大規模となるトリックとストーリーが展開される。

 最大の見どころであるイリュージョンは、これまで以上にスケールアップ。だがその多くはCGに頼らず、俳優自身の手で実際に披露されているという。監督のルーベン・フライシャーが「マジックは俳優自身が成立させるべき」との方針を掲げたことで、キャスト陣は撮影の合間も含めて徹底的なトレーニングを積んだ。

 ホースメンのリーダー、アトラスを演じるアイゼンバーグは、特に印象的なシーンについて「予告編にも使われているシーンで、何も持っていない手に一瞬で大きなダイヤモンドを出現させるというマジックがあるんです。これは一見とても自然で簡単に見えるのですが、実際にはこのたった0.5秒ほどしかない動きを完成させるために何週間もかけて猛特訓をしました。手の動きを正確に覚え、まるでダイヤモンドが瞬間移動したように見せる必要があった」と告白。自然に見せるための繊細な手の動きやタイミングを体に叩き込んだという。

 また、本作でホースメンに新たに加わったZ世代マジシャン<ニュー・ホースメン>を演じた3人は、マジックの経験が全くない状態からスタートし、“マジックの聖地”マジックキャッスルに所属するプロマジシャンによる指導のもと特訓を重ねた。

 ボスコ役のドミニク・セッサは「僕はこの映画への出演が決まったとき、トランプのシャッフルさえできなかったんですよ。最初のZoomミーティングのとき、僕がトランプに関してまったく無力で使い物にならなかったからスタッフはちょっと不安そうでした(笑)」と振り返った。


 しかし、「寝ている間もカードをシャッフルするほど徹底的に特訓を重ねたおかげで、数ヶ月後にはさまざまな技をこなせるようになりました」と明かしつつ、「ブダペストでほかのキャストと合流した頃には、皆と一緒に信じられないようなマジックを次々とこなしていました」とアピールした。

 こうした徹底した準備によって完成したイリュージョンは、まるで目の前でマジックショーを見ているかのような臨場感を実現。シリーズ休止から10年を経て再集結したホースメンと新世代の融合により、進化した強奪劇が描かれる。予測不能のストーリーとド派手なトリックが真骨頂の本作。観客をも欺く“リアルな魔法”を、スクリーンで体感できそうだ。
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