同作は、天下人・豊臣秀吉の弟であり、天下一の補佐役と称された豊臣秀長(小一郎)の視点から戦国時代を描くエンターテインメント作品。第21回では、秀吉(池松壮亮)と小一郎(仲野)が播磨攻略に乗り出す一方、小一郎が初めて総大将として竹田城攻めに挑む姿が描かれた。
中野が演じた太田垣輝延は、生野銀山を管轄する但馬・竹田城の城主。小一郎が初めて大将として攻略する相手であり、水の補給路を断たれたことで窮地に追い込まれる重要人物だ。
今回が大河ドラマ初出演となった中野は、出演オファーを受けた際について「大河ドラマは、何十年も出たくて仕方なかった番組です。そこに息子の太賀に導かれて出るなんて夢のような話なので、『嬉しい』の一言でした」と喜びを明かした。一方で、「僕が出ることによって、物語に集中できなくなったり、見る方に変な先入観を与えてしまったりしないかと心配だった」と親子共演ならではの葛藤もあったという。
最終的には仲野から「やってよ」と背中を押されたことで出演を決意。太田垣役については、「ある程度インパクトを残さないといけないと思った」と振り返り、これまでの出演作で培った悪役のイメージも意識しながら役作りに臨んだことを明かした。
また、仲野との共演シーンについては、「目と目があった瞬間は、息子だなんて全く感じず、太田垣として『このクソガキ!』と思ったくらい」とコメント。「お互い一役者として向き合って、きちんと役者同士の対話として芝居ができたことが、すごく嬉しかった」と語った。
さらに、「長年の夢だった大河の現場にいられる感動とあいまって、ちょっと涙が出てきてしまった」と撮影時の心境も告白。
視聴者に向けては、「僕が出ていることに気づかずに、小一郎が“天空城”を攻略する姿を楽しんで見てくれていたら、それがいちばん嬉しい」とメッセージ。「見終わったところで『えっ、あれ親父だったんだ?』と驚くぐらいがちょうどいいかな」と笑いを交えながら語った。
親子共演が実現した第21回。初めて総大将として大役を担う小一郎と、それに立ちはだかる太田垣の対峙は、物語の大きな見どころの1つとなった。

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