Jリーグは17日、9月14日(土)に行われた2024明治安田J3リーグ第28節、大宮アルディージャvsギラヴァンツ北九州において、競技規則の適用ミスがあったことが確認されたと発表した。
NACK5スタジアム大宮にて19時キックオフで行われたこの試合。問題の事象が発生したのは、後半アディショナルタイム(90+4分)のことだった。
直前に関口凱心が決定的な3点目をあげてスコアを3-0とした大宮は、アルトゥール・シルバ→中野克哉、茂木力也→知念哲矢の2名を選手交代。
1名は、今年8月からJリーグでも導入された新ルールとして、相手チームが脳振盪での交代を行ったことによる追加の交代枠と交代回数で実施された。
ところが、大宮はこの時までに68分、75分、81分とすでに通常交代を3回行っており、本来であればもう1名の交代は認められないはずだった。
しかし、クラブ側が競技規則を誤認して通常交代を申請し、審判団も交代を認めたため、2名の選手交代が実施。事象に気が付かず試合が終了し、公式記録作成時に交代回数の誤りが判明したという。
Jリーグは、この事案について日本サッカー協会(JFA)審判委員会に確認した上で、試合の取り扱いについては「試合成立(大宮 3-0 北九州)」とすることが決まった。
競技規則の適用ミスが発生した時刻が94分であり、その後試合が行われた時間は約2分間。その間得点等の発生はなく重大な影響は及ぼしていないと判断し、試合成立とすることを決定したという。
再発防止のため、Jリーグは全クラブに対して競技規則の理解について、再度指導を行い、JFAも、Jリーグ担当全審判員に対して、競技規則について再度の徹底をはかるとのことだ。