判定をひっくり返した直後に16号……村上宗隆のABS活用がなぜMLB最高なのか

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シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆が、審判の判定をひっくり返した直後にアーチを描くという鮮烈な場面を演出した。カブスのジェイムソン・テイロンが投じた球がストライクと判定されたが、村上はABSチャレンジを即座に行使してボールに覆させ、その直後に16本目の本塁打を放った。

機械的な判定システムを知り尽くした"頭脳的打撃"が、MLBの注目を集めている。



MLB公式データが示す村上宗隆の"異常な数字"とは



『MLB.com』の分析記事によると、村上はMLBの弾道追跡システム『Statcast』が算出する「Overturns vs. Expected(覆し期待値)」指標でMLB全体のトップに立っている。この指標はカウント・アウト数・投球位置・残りチャレンジ数・局面の重要度などを総合的に加味したものだ。同メディアは、村上が不利なカウントの場面で誤った判定を覆す能力が他の打者を大きく上回っており、「MLBで最もABSチャレンジを活かせている打者」と評した。4月18日のアスレチックス戦では9回に2球連続してチャレンジを成功させ、四球を引き出した場面も記録されている。



ベナブル監督が認めた、村上宗隆の"別格"な対応力



ホワイトソックスのウィル・ベナブル監督は、村上のABSチャレンジへの適応について「彼は毎日調整を続けている。試合中でも打席ごとにインゲームで対応できる」と語った。シーズン序盤、チームメイトの多くがチャレンジに慎重だったなか、村上は開幕4試合目にしてすでに誤判定を覆しており、ホワイトソックスの野手陣では最も早い段階でチャレンジを活用した選手のひとりだった。カブスのテイロンも試合後、「なぜ他の29球団が興味を示さなかったのか理解できない。彼は打てるし、ストライクゾーンをコントロールしている」と脱帽した様子で語っている。

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