広東省広州市でこのほど、「自動車並みの生産効率」と「航空機並みの安全基準」を融合した空飛ぶクルマ(eVTOL)のスマート製造拠点が稼働しました。工場の年間生産能力は100機で、主力製品は垂直離着陸(VTOL)が可能なマルチローター型の空飛ぶクルマです。

最大航続距離は30キロメートルで、乗客2人の搭乗が可能です。

この機体は数多くの飛行試験を経て、既に広州市の中心部で実際の利用シーンを想定した初のデモ飛行も実施しています。現在までに2000機を超える仮予約を獲得しており、その多くは観光地などの文化・観光分野での利用を想定したものとなっています。

これに先立ち、中国で初めて耐空証明を取得した有人無人運航機「EH216」が既に試験的な商業運航を開始しています。開発したのは億航智能(EHang)で、現在は広州と合肥の飛行拠点で1日に複数回の飛行を行っており、主に遊覧飛行に利用されています。

業界関係者によりますと、空飛ぶクルマ産業は、日常的な実証飛行、空域管理の仕組み作り、実用化シーンの開拓、インフラ整備といった分野で着実な進展を遂げており、今後は本格的な商業化に向けた試行段階に入る見通しです。また、関連産業を含めた市場規模は将来的に1兆元から10兆元(約23兆円~230兆円)に達する可能性があるとの見方も示されています。(提供/CGTN Japanese)

編集部おすすめ