2026年6月8日、韓国メディア・韓国経済は、韓流ブームを背景に外国人観光客が急増し、ソウルのホテル業界が過去最高レベルの好況を迎えていると報じた。

記事によると、今年1~4月にソウルで新たに開業した宿泊施設は99カ所で、前年同期の19カ所から5倍以上に増加した。

すでに昨年1年間の開業数101カ所に迫る勢いだという。

この背景には訪韓外国人の急増がある。今年1~3月に韓国を訪れた外国人観光客は約476万人となり、第1四半期として過去最多を記録した。業界では年間の訪韓客数が初めて2000万人を超える可能性もあるとみている。

K-POPや韓国ドラマ、Kビューティーなどの人気に加え、ウォン安によって韓国旅行の割安感が高まっていることも追い風になっている。また、最近では短期の団体旅行よりも、数週間から1カ月以上滞在する個人旅行客が増えているという。

一方で、需要の急増に供給は追いついていないようだ。記事によると、3月のソウル市内宿泊施設の客室稼働率は79.8%に達し、業界では「ほぼ満室」の状態とされている。平均客室料金も上昇を続け、3月には16万ウォン(約1万6000円)を超えた。専門家はホテル建設には許可・認可から完成まで数年を要するとして、「少なくとも29年までは供給不足が続く可能性が高い」と予測している。

ただし、江原道や全羅道など地方では客室稼働率が50%を下回り、宿泊料金も下落傾向にある。地方の宿泊業関係者は「ホテル特需はソウルだけの話だ」と語っているという。

これについて韓国のネットユーザーからは「外国人観光客ばかり増えて韓国人は泊まれない」「ソウルのホテル代、本当に高くなった。以前の2倍近い印象」「K-POPやドラマの影響力はすごいな。観光客を呼び込む力がある」「最近は日本でも韓国旅行の人気が高い。週末に気軽に行けるのが魅力なのだろう」「ウォン安のうちは外国人観光客が増え続けそう」「韓流ブームがここまで長続きするとは思わなかった。この調子だと、韓国観光の勢いはまだ続くだろう」などの声が上がった。

また、「ホテルが足りないなら新しく建てればいいが、完成まで何年もかかるから大変だ」「観光客が増えるのはいいことだが、物価や家賃への影響も心配」「地方にも魅力的な観光地は多いのに、なぜソウルに集中するのだろう」「ソウルだけが潤って地方は苦しいというのは、日本の東京一極集中と似ている」「地方にも観光客が流れる政策が必要だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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