2026年6月2日、韓国メディア・韓国経済は「主婦層を中心に、観光で韓国を訪れた日本人が韓国伝統のごま油の風味に魅了されている」と伝えた。市場を訪れ、昔ながらの専門店で搾りたてのごま油を購入するというユニークなツアーが人気を集めているという。

人気の背景には、日本のメディアやインフルエンサーの存在がある。記事では、「『孤独のグルメ』で主人公の井之頭五郎を演じた松重豊が韓国のごま油を称賛した」「指原莉乃がインスタントラーメンに韓国の搾りたてごま油をかけて食べ、そのおいしさを絶賛した動画が爆発的な再生数を記録した」「小嶋陽菜が韓国の市場を訪れ、ごま油を搾る工程を動画で紹介したことがトレンドに火を付けた」などと紹介している。また、日本のSNSには韓国で購入したごま油の写真やレビューが次々と投稿されているとも伝えた。

日本の消費者が挙げる日韓のごま油の最大の違いは、新鮮さと圧倒的な香りだという。日本のごま油は工場生産品が大半で香りが控えめだが、韓国では注文を受けてから搾ったごま油を購入することができる。

こうした人気ぶりは、そのまま輸出実績にも表れている。韓国関税庁のデータによると、今年1~4月のごま油輸出額は前年同期比37.0%増の614万ドル(約9億8000万円)となり、輸出量も47.6%増の657トンと急成長した。いずれも同期間として過去最高を更新した。輸出額は24年も2桁成長を記録しており、記事は「韓国産ごま油の躍進は一時的なブームではない」と強調した。

国・地域別に見ると、米国向け輸出が全体の41.7%を占めている。次いでカナダ(9.6%)、台湾(7.6%)、豪州(7.4%)、オランダ(5.3%)と続く。アジア市場にとどまらず、北米、欧州、オセアニアへと市場が拡大していることが分かる。

韓国関税庁は輸出急増の主要因として「世界的なヘルシーフード需要の増加とKフード人気」を挙げた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本のごま油は食用油として料理する。韓国のごま油は香味油的なもの。用途が違う」「町のごま油屋は香ばしい香りを出すためにごまが焦げるほど煎るから、発がん物質が発生すると聞く」「大手メーカーが出してる市販のごま油の香りが弱いと感じるのは、ごまを煎り過ぎないからだよ」「市場のごま油屋が使っているごまは中国産だよ」「輸入が増えるのを喜んでばかりもいられない。国内消費用が減って値段が上がるぞ」「10数年前まで『ドゥーユーノー キムチ?』とか言ってたのに、時代は変わったな」などの声が寄せられた。(翻訳・編集/麻江)

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