2026年6月4日、中国のSNS・微博(ウェイボー)に「日本人はなぜ現金の使用を好むのか」と題した投稿があり、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。

投稿者は、「日本でコンビニや飲食店、娯楽施設などを利用すると、今でも現金決済が広く使われていることに気付くだろう。

スマートフォン1台でほとんどの支払いが完結する中国の消費習慣とは大きく異なるが、それはなぜなのだろうか」と問い掛けた。

その上で、「よく知られているように、日本は高齢化が進んでいる社会である。キャッシュレス決済の種類は非常に多く、高齢者にとっては操作が難しい場合も少なくない。また、日本人は個人情報やプライバシーを非常に重視する傾向がある。何を購入したのか、どこへ遊びに行ったのか、どこで食事をしたのかといった情報がすべて記録されることに抵抗を感じる人も多い」と説明した。

また、「日本では現金を使うこと自体にもほとんど不便がない。少し歩けばコンビニがあり、多くの店舗にはATMが設置されているため、いつでも現金を引き出したり預けたりすることができる。偽札を心配する必要もほとんどない。日本人の中には、お金を大切に扱い、紙幣や硬貨をきちんと財布に整理して入れておくことが金運につながると考える人もいる」と紹介した。

一方で、「もちろん日本でもキャッシュレス決済の普及は進められている」としつつ、「個人情報保護への意識が高いため、データの収集や活用が容易ではなく、その結果として企業側も利用者データを活用したサービス展開や普及に向けた投資にも慎重にならざるを得ない」と分析した。

そして、「こうした要因が重なり、多くの日本人は現金を好む傾向があるのだろう。とはいえ、私はやはりキャッシュレス決済のほうが便利だと思う。

あなたは、現金とキャッシュレス決済のどちらを好むだろうか」と問い掛けた。

この投稿に中国のネットユーザーからは、「現金が好まれるのは、円安や通貨価値の下落が見えにくくなるからじゃない? お金をどんどん刷っても実感しづらいし」「Alipay(アリペイ)みたいな仕組みはもともと日本が考えたものだよ。日本にはモバイルウォレットもある。でも現金だと使った金額を実感しやすいから、電子マネーだとつい使いすぎると考える人も多い」とほかの理由を挙げる声があった。

また、「本当に不便だよ…。現金しか使えない店も結構あるし…」「少子高齢化が進んでいるから発展しなくても仕方ないなんて理由になるの? 便利な言い訳だね」「この点に関しては、日本は確かに後れてると思う。キャッシュレス決済の手数料が高いことも理由の一つかもしれない」との否定的な意見も書き込まれた。

一方で、「そうとも言えない。観光立国なら外国人観光客の利便性も考えなきゃいけない。実際、中国より日本を旅行先に選ぶ人が多い理由の一つは、モバイル決済の問題(中国は現金が使えないところが多く不便)」「日本の地方には、今でも道端に自動販売機がたくさんある。たばこや飲み物を売っていて、それを全部キャッシュレス対応に改修するのは現実的じゃない。台風で通信が途絶えたときも、従来型の自販機なら使えるしね」との利点を評価する意見も寄せられた。

このほか、「PayPayを知らないの?」「いや、全部が全部そうじゃないと思う。配車アプリとかシェアサイクルは現金が使えなかったはず。デリバリーもたぶん無理だったような……(うろ覚えだけど)」「この投稿を書いた人、本当に日本へ行ったことあるの? 自分が行った時は、お寺の拝観料くらいしか現金が必要なかった。あとは全部キャッシュレスで済んだよ」「実際のところ、大半の場所では微信支付(ウィーチャットペイ)やAlipayで普通に支払えるよ」などと疑問を呈するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

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