2026年6月3日、中国メディアの茘枝新聞は、上海野生動物園で飼育されている肉食獣のトラが草を食べていたと中国ネット上で物議を醸し、園側が虐待疑惑を否定したと報じた。

記事によると、中国のネット上でこのほど、上海野生動物園のトラが草を食べている様子がSNSで拡散され、ネット上で「養えないなら放せ」など虐待を疑う批判が出た。

これらの批判に対し、園のスタッフは2日、「トラが草を食べるのは粗い繊維を摂取して胃腸の動きを刺激し、毛玉の排出を助ける生理的な行動であり、飢えが原因ではない」と説明した。

また、トラが痩せているという指摘に対しては、「痩せているかは個人の主観。園のトラは国際的な判定基準に則った標準的な体形だ」と反論した。「上海という大都市の動物園でエサを与えないなどありえず、太り過ぎはむしろ健康に良くない」と説明した。

こうした園側の説明に対し、ネット上では「ネコだって同じネコ科動物だから草を食べる」「うちのネコも草を食べて毛玉を吐く」「トラも大きなネコなんだから、草を食べるのは当然」「外野が口を出すより専門家に任せるべき」など、毛玉を吐き出すために草を食べる行動と認識した上で園側を擁護するコメントが相次いだ。

一方、トラの体形については「明らかに痩せ過ぎ」「皮と骨だけ」と批判的な見方が根強く、「毛並みや体形を見れば明らかに養えていない」との指摘も。これに対しては「冬毛から夏毛に生え変わる時期はネコも痩せて見える」「個体差もある」「おなかの皮膚のたるみがあるだけで毛並みも良く状態は悪くない」と反論するコメントもあり、見解が分かれた。

また、「深センの動物園のトラはもっと痩せている」「広州動物園も同様」など他の動物園との比較や、「上海野生動物園は以前から管理が良くない」「去年訪れた時もトラが痩せていた」といった経験則に基づく同園への批判的な意見も見られた。(編集・翻訳/川尻)

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