中国メディアの環球時報は1日、韓国の生産・消費・投資の経済3大指標について、4月は前月比でいずれも減少する「トリプル減少」となり、3月の「トリプル増加」から反転したと報じた。
記事によると、トリプル減少は8カ月ぶりで、中東情勢の不安や内需の低迷などが影響したとみられる。
韓国の国家データ処のまとめによると、4月の全産業生産指数(2020年を100とする。農林水産業を除く)は117.8と前月比0.6%減少した。業種別では、原油の供給不安などの影響で石油精製生産が19.4%減少し、1988年5月以来、最大の減少幅を記録。自動車生産も10.0%減少し、昨年9月以来、最大の減少幅を記録した。
内需と投資の指標も低迷した。商品の消費を示す小売販売額指数は3.6%減少し、24年2月以来、最大の減少幅を記録。特に中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰や政府による車両利用制限の実施などが影響し、自動車用燃料消費が8.3%減少した。設備投資は3.6%減少し、建設会社の実際の施工実績も1.4%減少した。
対照的に半導体産業は成長の勢いを維持し、4月の半導体生産は3.1%増加した。韓国銀行(中央銀行)は半導体需要の拡大と情報技術輸出の伸びが引き続き経済を支えているとし、通年の経済成長率見通しを2%から2.6%に引き上げた。
ING銀行の分析によると、韓国経済は、世界的な人工知能(AI)ブームにけん引された成長が需要を押し上げる一方で、エネルギー供給の混乱が国内経済に影響を与えるという相反する二つの力による引き合いとなっていて、4月の指標は後者の現れだ。(翻訳・編集/柳川)











