中国メディアの環球時報によると、コリア・タイムズはこのほど、「中国の深センがアジアの最新グルメスポットになりつつある理由」とする記事を掲載した。
記事はまず、「裕福で若い人口に支えられ、中国のシリコンバレーとも呼ばれる深センでは、過去10年間で高級レストランが急増し、現代の中国料理から西洋の高級料理まで、あらゆる料理が楽しめるようになった」とし、「深センの食文化は、革新的な料理コンセプトの急増によって大きく変貌を遂げた。
記事によると、ここ数年、香港やシンガポール、東京といった高級レストランが集まる都市から、なじみのない料理を求めて多くの客が深センを訪れるようになった。中華・フランス料理レストラン、フミーのヘッドシェフ、レイナ・チェン氏によると、香港市民の多くが、香港で外食するよりも財布に優しい週末の小旅行先として、深センによく足を運んでいるという。今では、多くの高級レストランで、週末に訪れる客の半数以上が、中国本土以外から来ている。
深センの食文化は、国内の多様性を重視するスタイルから、より国際的で異文化が融合したスタイルへと急速に発展した。業界関係者によると、深センのレストランが世界的に認められ、ランキングに入るようになり、海外で修業を積んだ若いシェフが台頭したことで、カウンターダイニングや中国の食材に西洋の調理法を取り入れた料理、ストーリー性のあるメニューへの関心が高まっている。地元料理から高級料理に至るまでのこの多層的なグルメエコシステムこそが、中国本土、香港、マカオ、そしてそれ以外の地域から客を引き付け続けている理由だ。
人気レストラン、エンスーのエグゼクティブシェフ、ジェフ・ウー氏によると、深センは、同地域の他の都市と比べると非常に若い都市だ。伝統に縛られず、特定の料理に偏っていないことが強みであり、シェフらが実験や革新を行う余地が残されている。深センは今年初めてミシュランガイドに掲載された。
中国本土への外国人旅行者に対するビザ(査証)政策の緩和も、深センにとって大きな恩恵となっている。カクテルバー、ホープ&セサミの共同創設者、アンドリュー・ホー氏によると、欧州やロシアからも多くの客が訪れるようになった。
記事は「深センは成長を続けており、美食の楽園としての評判も高まっている」とし、多様性と独創性を重んじるこの街は、今後何年にもわたり、深センを含む広東省の9都市と香港、マカオから成る粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)の食文化を再定義していくことになるだろうと伝えた。(翻訳・編集/柳川)











