投資家心理がやや上向く流れ。米株高が好感されたほか、中国の政策に対する期待感が追い風となっている。昨夜の米株市場では、米イラン和平交渉が進展しているとの見方で、主要株価指数は連日で史上最高値を更新した。一方、中国国務院(内閣に相当)は5月28日、「都市更新第15次5カ年計画」を発表した。老朽化した住宅街の改修などが含まれている。当局は不動産支援のスタンスを強める構えだ。中国共産党が4月28日に開いた中央政治局会議では、不動産政策が1年ぶりに取り上げられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が22.0%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が13.8%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が11.4%高と上げが目立った。レノボに関しては、米同業の株価急騰などが波及している。サーバー・PCの米デルは28日、通期業績の売上高と利益の見通しを上方修正。時間外取引で30%超上昇している。
セクター別では、本土の不動産が高い。碧桂園HD(2007/HK)が16.3%、中国奥園集団(3883/HK)が12.8%、万科企業(2202/HK)と融創中国HD(1918/HK)がそろって6.7%ずつ上昇した。
空運セクターもしっかり。国泰航空(293/HK)が4.2%高、中国東方航空(670/HK)が4.1%高、中国南方航空(1055/HK)が3.4%高、中国国際航空(753/HK)が1.7%高で取引を終えた。
中国の発電セクターも物色される。華能国際電力(902/HK)が6.9%高、華潤電力HD(836/HK)が4.6%高、中国電力国際発展(2380/HK)と華電国際電力(1071/HK)がそろって4.2%高で引けた。発電量の伸びが期待される。南方エリアの最大電力需要が5月25日から27日にかけて3日連続で過去最高を更新したと伝わった。
半面、半導体セクターは安い。瀾起科技(6809/HK)が12.8%、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が11.7%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が11.2%、兆易創新科技集団(3986/HK)が6.3%ずつ下落した。同セクターはこのところ急伸が続いていたこともあり、いったん利益確定売りにおされている。
本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.73%安の4068.57ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。軍需産業、素材、自動車、メディア・娯楽なども売られた。半面、不動産は高い。公益、消費、金融、医薬、運輸も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











