「インドの気温は3種類しかない」というジョークがある。「hot(暑い)、hotter(もっと暑い)、hottest(最高に暑い)」の3通りしかないと言うのだ。

ある機関の調べによると、「世界の気温が高い100都市ランキング」のうち、インドの都市が長年にわたり95-98都市を占めているという。そんな「高温大国」のインドで、今年はとりわけ暑い状態が続いている。海外在住華人向け情報サイトの文学城は、インドで暮らす中国人留学生の中には、暑さに耐えかねて予定を繰り上げて中国に帰国する人がいると紹介する記事を掲載した。

インド北部と中部はこのところ、極端な高温に見舞われている。バンダ地区の最高気温は48.2℃に達し、首都ニューデリーでは45℃に達した。ニューデリーは「過去14年近くで最も暑い5月の夜」を経験した。すなわち最低気温も平年より5.7度高い32度だった。熱波の到来は4月末だった。インド気象局は5月末まで続く可能性があると予想した。

ニューデリーのネルー大学の大学院1年生の中国人女子留学生の盧嘉芸さんも、人生で最も暑い時期を経験した。盧さんは「4月末の時点で、予報はすでに40-43℃でした。寮の中は屋外よりも暑かったです」と説明した。

盧さんが住む寮に空調機はなく、扇風機があるだけだ。部屋は非常に狭く、風通しは悪い。「網戸のない窓が一つあるだけで、窓を開けると蚊に刺されました」とのことだ。

盧さんによると、一晩中回る扇風機から吹き出すのも熱風であり、「内臓が沸騰している」ように感じた。水浴びをして体を冷やすか、冷水を大量に飲むしかなかった。寮の建物入口にはよく冷えた水を提供するウォーターサーバーがあり、盧さんは1リットルの水筒を持って冷水をくみにいった。「毎晩4、5回はくみました」という。

昼間は、空調機がある教室で過ごすこともできたが、空調はあまり効かなかった。そこで盧さんはしばしばパソコンを持ってカフェに行った。ただし、料金が高くても外資系のチェーン店に行くしかなかった。現地系の普通のカフェは、空調がある場所では作業をさせてくれず、作業をさせてくれる場所は人が多くてとても暑いからだ。

盧さんは陝西省出身だ。

内陸部にある陝西省は寒暖の差が大きく、盧さんは40℃を経験したことはある。しかしインドの高温は「異次元」だった。盧さんは「沸騰する日々」に半月ばかり耐えたが、「本当に我慢できなくなって帰国しました」という。大学は夏休みに入ったが、盧さんは本来、インドに残っていくつかの素材を撮影する計画だった。しかし体調を崩してしまい諦めた。盧さんによると中国人の同級生は全員が帰国し、インド人学生は他の場所に避暑に行ったという。(翻訳・編集/如月隼人)

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