中国メディアの半月談は28日、なぜ中国各地のナンバーワン高層ビルはみな「未完成工事」になったのかとする記事を配信した。
記事によると、かつて一部の地域は、注目度が高く象徴的な意味合いの強い大規模プロジェクトに夢中になり、「地域で最も高いビル」の建設を競い合い、超高層建築のランドマークによって都市のイメージを形作り、地域の発展レベルを高めようとした。
このほど、東部沿海のある都市でナンバーワン高層ビルとなる予定だった土地が新たな所有者に買収され、居住可能なコミュニティーへと生まれ変わろうとしていると報じられた。高さ700メートルの「中国で最も高いビル」となるはずだったこのプロジェクトは、企業の資金調達の行き詰まりによって頓挫し、長らく未完成のまま放置されていた。西部のある国家級新開発地区でも、総工費100億元(約2300億円)を投じて建設が進められていた、高さ500メートル超のビルが、高さ280メートルに達した時点で建設が中断され、2年以上もそのままの状態が続いている。都市のシンボルとなることが期待されていたこの超高層ビルは、今や街の景観に消えることのない「傷跡」となってしまった。北部のある都市も高さ597メートルの「北部で最も高いビル」を建設する計画を立てた。しかし、自治体による開発業者の実際の投資能力に関する調査不足と、潜在的なリスク評価の不備により、投資額の度重なる見直し、資金の流れの断絶、債務紛争といった問題が発生。工事は10年にわたって中断し、2025年になってようやく再開した。
超高層ビルは本質的に、重大な火災リスクと高額な維持管理費という問題を抱えている。さらに、一部の超高層ビルの建設では、地域の財政資源や経済発展能力とのミスマッチが生じ、建設の中断や完成後の高い空室率につながる。そのため、国家発展改革委員会は、25年までの第14次五カ年計画の「新型都市化実施方案」において、高さ500メートル以上の建物の新設を禁止し、250メートル以上の建物の建設許可を厳しく制限した。
記事は「各地で超高層ランドマークの建設が停滞し、プロジェクトを活性化することが困難になっているという事実は、建設初期段階における調査や実証の不足、資金の流れの断絶、市場における需給のミスマッチなど複数の要因が複合的に作用した結果だ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











