2026年6月3日、中国のポータルサイト・捜狐に「子どもの日の学校が鬼殺隊本部に、中国での『鬼滅の刃』人気は過小評価されている」と題した記事が掲載された。
記事は「中国のある小学校教師が自身の学校で行われた子どもの日・六一児童節のイベントの様子をネット上で紹介した。
続けて、「理由を尋ねると、子どもたちはアニメを見た後、自分で探して衣装を購入したという。教師の観察によると、『鬼滅の刃』のコスプレ人気に対抗できるのは『西遊記』の孫悟空の定番衣装や『ハリー・ポッター』の寮のローブくらいだった。さらに意外だったのは、40代の教師の多くが作品を見ていないにもかかわらず『鬼滅の刃』という名前だけは知っていたことだ」と言及した。
記事は、「一部のネットユーザーは『身近な事例だけで判断しているにすぎない』と指摘したが、『鬼滅の刃』の世界的な知名度を考えれば、このような状況は決して不思議ではない。もちろん、『鬼滅の刃』にはコスプレの難易度が低いという大きな強みがあることも考慮すべきだ。実際の体験談として、小学2年生から高校生までの間では『鬼滅の刃』の知名度が圧倒的に突出しているとの声もあった。すべての人が熱狂的なファンというわけではないが、作品を知らない人はほとんどおらず、このレベルの認知度は多くのアニメ作品には到達できないものだ」と論じた。
また、「少し前に公開された劇場版「『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」は、中国での興行収入が6億7700万元(約159億円)を突破し、中国で上映された日本アニメ映画として歴代4位となった。公開当時には『鬼滅の刃』が子どもに適しているかどうかをめぐってネット上で議論も起きていた。作中には残酷な描写があり、未成年者には注意が必要だと考える人もいた。
さらに、「『鬼滅の刃』の国民的人気について語る際、必ずといっていいほど中国語圏で比類のない存在感を誇る『NARUTO-ナルト-』との比較が持ち出される。しかし世代ごとにその時代を代表する作品は異なる。現在の小中学生はちょうど物事を理解し始める時期に『鬼滅の刃』の大ブームを経験したため、ファンになるのは自然な流れだ。ネット上では、成人女性の知人までもがこの作品を好んでいるという声が多く見られた。また、胡蝶しのぶは一般層からの好感度や知名度において同時期の多くのアニメキャラクターを大きく上回っているとの声もある。『鬼滅の刃』は現在の小中学生の間で、かつての『NARUTO-ナルト-』に匹敵する影響力を持ち始めており、新世代にとっての『国民的少年漫画』になりつつあるといえる」と強調した。
その上で、「このような一般層への広がりに懸念を示す人もいる。あるネットユーザーは、『鬼滅の刃』は人気作品ではあるものの、コスプレには羽織や日本刀といった日本的要素が含まれるため、中国での普及には見えない限界があると指摘した。『ドラえもん』や『ウルトラマン』のように民族的特徴が薄い作品とは異なり、『鬼滅の刃』の日本風の隊服や武器は大衆化の過程で議論を呼ぶ要因になりやすいというのだ。さらに、『子どもに日本の武士や和服のコスプレをさせるくらいなら、中国の3DCGアニメを見せた方が良い』と率直に語る人もいた」と述べた。
そして、「海外での影響力という点では、中国と日本のアニメの差は依然として大きい。











