上海美術館で6月2日、同館が7月3日から10月7日まで開催する「千金の家-馬王堆漢墓の生活美学と美意識の習得」国宝芸術展の記者会見が行われました。同展では馬王堆漢墓から出土したT字型の帛画、油彩双層長方形漆(うるし)化粧箱、帛書の「周易」などの貴重な文化財が出展されるとのことです。

馬王堆漢墓は中国中部の湖南省長沙市で発見された前漢(紀元前206-紀元8年)初期の長沙国の丞相を務めた利蒼の一族墓地で、保存状態のよい利蒼の妻の辛追のミイラや絹織物、漆器、帛書などの貴重な文化財が出土したことで世界に知られ、20世紀の世界の重要な考古学の発見の一つとされます。

馬王堆漢墓から出土した文化財は、ミイラ・漆器類、衣類・織物、竹簡・帛書という三つの主要分野に分かれ、計2万6937点が整理されています。各種漆器は極めて精巧な作りで、華麗な文様が施されていて保存状態の良い漆器には近年に作られたような光沢が残っています。絹織物の保存状態もきわめてよく、絹、綺、羅、紗、錦など多くの種類があります。また、この墓から出土した帛画は、中国に現存する文化財の中でも当時の実際の生活を描いた最も古い大型作品です。馬王堆漢墓からはそれ以外にも彩俑、楽器、武具、印鑑、帛書など貴重な文化財が多数出土しました。(提供/CGTN Japanese)

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