2026年6月3日、香港メディア・香港01は、2026年の大学入試志願者数が1290万人となり、多様な選択肢の中で競争が激しくなっていると報じた。

記事は、中国教育部が発表した26年の全国統一大学入試(「高考」)の志願者数が、前年の1335万人から45万人減少し、2017年以来の2年連続減少になったと紹介した。

そして、この現象について教育の専門家からは、競争の終幕ではなく、選択肢が増えた一方でどの道を選んでも過酷な「内巻」(内部競争)に巻き込まれる状況にあるとの分析が出ていることを伝えた。

記事によると、21世紀教育研究院の熊丙奇(シォン・ビンチー)院長は高校卒業生の減少や職業教育の一貫制度利用者の増加、浪人生の減少の3点を志願者減少の主要因として列挙。職業教育は22年の職業教育法改正により普通教育と同等視されたことにより、一貫制度の利用者は23年と24年で約60万人に達しており、今年も増加傾向にあると解説した。

また、浪人生の減少については同済大学教育政策研究センターの張端鴻(ジャン・ドゥアンホン)主任が、試験改革によるリスク増大や公立校の受け入れ停止に伴う経済的負担を要因に挙げた。

さらに、都市部の富裕層を中心に海外留学も有力な選択肢となっており、選択肢の多様化によって受験生が分散しているという。

記事は、全体の大学合格率が85%に達しており大学入学自体は容易になったとする一方で、熊院長が「トップ大学を目指す上位層の競争は依然として過酷であり、競争の質が変化している」と分析したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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