欧州中央銀行は現地時間6月2日、報告書を発表し、2025年末時点で、世界の公的準備資産総額における金の割合が27%に達し、米国債の22%を上回って世界最大規模の公的準備資産となったことを明らかにしました。
同報告書によると、世界の中央銀行が保有する金の準備高は2025年末時点で3万6000トンを超え、1965年頃のブレトンウッズ体制下のピークであった3万8000トンの史上最高記録に近づいていることが分かりました。
DBS銀行(中国)の上級投資ストラテジストである鄧志堅氏は、この構図の逆転は、米国がブレトンウッズ協定を解体することで米国債の需要を高め、ドル通貨の供給拡大を図ろうとした動きに対する反動が徐々に現れつつあることを意味しており、世界の主要中央銀行がすでに米国の債務問題に懸念を抱き始めていると分析しています。
報告書によると、国際金価格は2024年には約30%、2025年には約60%急騰しました。2025年には1オンス当たりの金価格が約2600ドルから4300ドル以上へと上昇し、世界各国の中央銀行が保有する金資産の簿価を大幅に押し上げました。
これについて鄧氏は、2025年末の金価格で計算すれば、世界の中央銀行が現在保有している金資産は約5兆3000億ドルと見られ、これは金価格の影響はあるものの、世界の主要中央銀行が「脱米国債、脱米ドル」を進めている流れを裏付けるものだとみています。
金が世界最大の公的準備資産となったことは、一般投資家にとっても資産配分の参考になるとみられています。(提供/CGTN Japanese)











