上海市人民政府弁公庁は6月1日、「十五五(第15次5カ年計画)」を発表し、今後5年間のサービス業の質の高い発展に向けた数値目標と具体的な方針を明確にしました。上海市は2030年までに、サービス業付加価値の年平均成長率を5.5%以上に、サービス業の労働生産性を1人当たり45万元(約1063万2000円)超に引き上げる計画です。
上海は典型的なサービス経済主導型都市です。2025年のサービス業付加価値額は4兆5000億元(約106兆3200億円)に達し、市全体のGDPの79.3%を占めました。固定資産投資に占めるサービス業投資の割合は80%を超え、実行ベース外資導入額の占めるサービス業の割合は90%を超え、サービス貿易規模は全国トップを誇ります。
今後5年間の4つの重点課題として、都市の中核的サービス機能の向上、産業高度化の新たな原動力の育成、サービス消費の新たな活力の喚起、未来の発展に向けた潜在力の発掘が挙げられています。
都市サービスと産業高度化について、同計画は、金融供給の充実、世界と結びつく貿易機能の強化、ハイエンド海運サービスの水準向上、科学技術イノベーションサービスと成果転換の強化に注力することを明確にしています。さらに、情報サービスの向上、専門サービスブランドの展開、工業サービスと製造業の一体化発展を加速させます。
消費分野では、文化・商業・観光・スポーツ・展示会の連携を深め、医療・健康、教育・研修、シルバー経済、保育、家事代行、宿泊・飲食を発展させます。将来的には、AIソフトウェア技術・サービスや自動運転などのスマート技術系新サービスの発展に注力するほか、革新的な分子標的薬やブレイン・マシン・インターフェースなどの生命・健康系新サービスを加速させ、没入型文化・観光やIP消費などの体験経済系新サービスを開拓します。
2025年、上海モーターショーや国際コーヒー文化祭などの大型イベント開催数は前年比34%増加し、インバウンドの観客・観光客数は同約40%増加して、今後の「裏路地の経済」育成の基盤を築きました。同年、上海のソフトウェア・情報サービス業の売上高は2兆2000億元(約51兆9000億円)に達し、「十四五」期間(2021~2025年)において15%の成長率を維持しました。この規模は2030年に約3兆元(約70兆9000億円)に達する見込みです。(提供/CGTN Japanese)











