中国人民銀行(中央銀行)が7日に発表した公式準備資産統計によると、5月末時点における中国の金準備高は7496万オンスとなり、4月末の7464万オンスから32万オンス増加した。中国人民銀行による金の積み増しは2024年11月の再開以来、19カ月連続となっている。

近年、国際的な地政学的変動の激化に伴い、各国の中央銀行は金準備の積み増し姿勢を強めている。欧州中央銀行(ECB)の最新報告書によると、2025年末時点で、世界の公的準備資産に占める金の割合は27%にまで上昇し、1990年代以降で初めて米国債を上回り、世界最大の準備資産となった。

匯管研究院の趙慶明(ジャオ・チンミン)副院長によると、中国の公的準備資産の総規模が約4兆ドルなのに対し、金準備高のドル換算価値は約3000億ドル余りにとどまる。米国、ドイツ、フランス、ロシアなどの他の主要なエコノミーと比較して、中国の金準備高は公的準備資産における絶対量・比率のいずれにおいても低い水準にある。公的準備資産の構成を最適化するという観点だけから見ても、積み増しの余地は大きい。

趙副院長によると、世界的な「脱ドル化」の流れの中で、ドル建て資産は比較的大きなリスクに直面している。このような中、ドル建て資産を適度に減らし、金を積み増すことは、合理的なリスク回避策でもあるという。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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