2026年6月9日、香港メディアの香港01は、製品の栓が突然飛び出す危険があるとして、真空断熱容器メーカー・サーモスが米国を中心にスープジャーなど計1200万点の回収を開始したと報じた。

記事は、今回の回収対象がSK3000型およびSK3020型の真空断熱スープジャー2モデルなどであり、圧力解放機構のない密閉栓を使用していると説明。

腐敗しやすい食品や飲料を長時間入れておいた場合にガスの発生で内部の圧力が上昇し、ふたを開ける際に密封栓が突然飛び出すリスクがあり、使用者が負傷する可能性があると伝えた。

そして、米国の消費者製品安全委員会の発表として、同国内において飛び出した栓が目に当たったことで3人の消費者が永久に視力を失う被害が発生したほか、これまで同委員会に対して栓の飛散による切り傷などの負傷報告が27件寄せられていると紹介した。

その上で、同社が中国や米国など複数の国で製品の回収を進めているとし、米国ではフードコンテナやボトル計810万点が、中国本土では2011~23年に製造された高真空ステンレス製スープジャー約400万点が回収対象になったと報じている。

記事は、サーモス中国が回収対象製品の使用者に対し、圧力解放バルブを備えた新しい密封栓への無料交換を実施し、送料もすべてメーカー側が負担する方針を発表していることを伝えた。

なお、サーモスの日本国内サイトは5月7日に発表した声明の中で「対象製品は主に北米エリア向けに販売された製品であり、日本国内において現在に至るまで弊社(サーモス株式会社)による販売を含めた取扱いはございません」と説明している。(編集・翻訳/川尻)

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