中国・浙江省で行われた2026年全国陸上競技選手権・女子100メートルハードルで、選手がスタート直前に突然手を挙げて中断させ、その後のやり直しレースで優勝する出来事があり、SNS上では批判が殺到している。封面新聞や南方都市報など複数の中国メディアが伝えた。
16日に行われた同種目決勝で、四川省代表として出場した呉艶妮(ウー・イエンニー)はスタート直前、「セット」の合図で全員が腰を上げるタイミングで突然手を挙げて立ち上がり、会場の歓声が静まっていないことなどを理由にスタートのやり直しを求めた。
これを受け、呉には審判からイエローカードが提示され、スタートがやり直しに。仕切り直しのレースで呉は13秒12のタイムで1着となり、優勝した。
封面新聞は「この小さなハプニングにも呉のペースは乱れなかった。2度目の号砲でスタートすると、最初の3台のハードルを越えた時点ですでに大きくリード。その後も安定したリズムを保ち、終盤もライバルをしっかり抑えて逆転を許さず、優勝した」などと、トップ選手の呉に好意的に伝えたが、ネット上では批判の声が殺到している。
具体的なものでは、「わざとだな」「メディアは観客に影響されたと言うが、他の選手は彼女に影響されただろう」「『呉のペースは乱れなかった』?そりゃそうだろ、彼女自身が他の選手のペースを乱そうと仕掛けたんだから」「本当に彼女は目立ちたがり屋」「彼女が手を上げた瞬間に悟った。また始まったってね」「彼女はどうしていつもこうなんだ」「彼女が強いのは認めるが、好きになれない」などが並んだ。
中国で「ハードルの女神」と呼ばれ一定の人気を誇る呉だが、過去には競技に臨む際の派手なメイクや強気の言動がたびたび物議を醸したお騒がせ選手でもある。昨年の同大会で優勝した際には、自分のタイムに納得がいかず「この1位は祝う価値がない。うれしくない」などと発言した。また、2023年10月の杭州アジア大会の決勝では、呉自身は明らかなフライングだったにもかかわらず、呉の影響を受けて同じく失格判定を受けたインド選手と共に猛抗議してやり直しのレースに出走し(結果的に最初のレースのフライングで失格)、批判を浴びた。











