8月19日、中国のヒューマノイドロボット開発企業、宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)の株価は公開価格の約7.3倍となる1株1100元(約2万6050円)で寄りつきました。1単位当たりの利益は47万4600元(約1124万円)となり、時価総額は4449億元(約10兆5352億円)に達しました。
同社は、ヒューマノイドロボット、四足歩行ロボット、ロボット部品、エンボディドAIモデルの研究開発、生産、販売を主力事業としています。2025年のヒューマノイドロボット出荷台数は5500台を超え、世界首位となりました。また、ヒューマノイドロボット分野で大規模な事業展開と黒字化を実現している世界でも数少ない企業の一つです。
直近の業績に目を向けると、今年上半期の売上高は前年同期比48.54%増の11億5200万元(約272億7900万円)を達成しました。その一方、非経常損益を除いた親会社株主帰属純利益は2億4400万元(約57億8000万円)で、同19.34%減少しました。
宇樹科技の正式上場について、ニューヨーク・タイムズはアナリストの話として、「資本市場がヒューマノイドロボットをどう評価するかを占う試金石になる」と伝えています。また、宇樹科技の上場時の評価は、まだ黎明期にある世界のヒューマノイドロボット産業に、初めて一つの評価基準を示すことになるとしています。
8月号の米誌タイムの表紙には、高さ2.7メートルの宇樹科技の大型有人搭乗型ロボット「GD01」と、見上げる王興興(ワン・シンシン)氏が登場しました。表紙の見出しは「The Big Robot Moment(ロボット時代の到来)」です。王氏のタイム表紙登場は、宇樹科技1社だけを代表するものではなく、中国のロボット産業チェーン全体の躍進を示すものだとしています。











