中東情勢の不透明感が重しとなる流れ。米イランの交戦再開で、和平交渉に暗雲が漂っている。米軍は7日、ホルムズ海峡を航行中の米駆逐艦3隻をイラン軍が攻撃したとして、イランの軍事目標に報復攻撃をしたと発表。一方、イラン側は、先に手を出したのは米軍だとし、「停戦違反」だと非難した。原油高騰の警戒感も再燃。合意は間近との観測で7日のWTI原油先物は前日比0.3%安の94.81米ドル/バレルと3日続落していたが、日本時間早朝の時間外取引では一転上昇し、一時98米ドル台で推移している。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などが引き続き支えとなっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.4%安、中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が3.8%安、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が3.4%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が7.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が6.2%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.5%、ASMPT(522/HK)が4.7%ずつ下落した。
香港不動産セクターもさえない。
半面、中国不動産セクターはしっかり。龍湖集団HD(960/HK)が5.5%、広州富力地産(2777/HK)が4.2%、華潤置地(1109/HK)が3.5%、中国海外発展(688/HK)が2.8%ずつ上昇した。業況の回復期待が引き続き追い風となっている。現地メディアによると、メーデー前に実施された不動産支援策の影響で、中国各地で連休中の住宅販売が活況を示した。4月末に開かれた中央政治局会議では、不動産政策が1年ぶりに取り上げられている。
他の個別株動向では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が3.6%高と続伸。「中国のバフェット」と称する著名投資家の段永平氏は、前日までにポップマート株購入を公表した。今後の買い増しも示唆したことで注目が集まっている。
本土マーケットは5日ぶりに小反落。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











