2026年5月4日、台湾メディアの三立新聞網は台湾の時事評論家で作家の苦苓(クーリン)氏が治安や物価といった欧州の環境が悪化していると指摘し、事態が深刻化する前に一度は現地を訪れるよう呼びかけたと報じた。

記事は、苦苓氏がSNS上で「日本や韓国ばかりに行かず、今のうちに欧州へ行くべきだ」と提言し、物価や航空運賃、治安などの環境が今後さらに悪化して訪問が困難になるという強い危機感を示したことを紹介。

苦苓氏が欧州で悪化している指標として治安、物価、効率、移民、航空券、サービスの6点を挙げたことを伝えた。

記事によると、苦苓氏は生活に直結する状況として、スリや強盗が横行し、場所を問わず疑心暗鬼になるほどの治安の悪化や、ハンバーガー1個が500台湾ドル(約2500円)に達するような物価高騰の現状を具体的に描写した。また、空港の保安検査や免税手続き、ホテルのチェックインといった各種手続きの効率が極端に低下しているとし、「ナマケモノのように対応が遅くなっている」と現地の不便さを形容した。

さらに、社会的な悪化要素については難民やホームレスなどの増加が公共空間の清潔さや景観に影響を及ぼしていると指摘。トランプ米大統領の対イラン政策に伴う燃油サーチャージの高騰により、航空運賃が値上がりし続けていることにも触れた。

そして、サービスについては現地の白人が外国人への接客を敬遠するような態度の悪化が見られ、物価高騰も相まって質が著しく低下していると論じた。

苦苓氏は、数々の環境悪化という厳しい現状はあるものの、欧州は人生で一度は見ておく価値がある場所だとし、状況が完全に悪化しきる前にまずは一度足を運ぶべきだという結論で締めくくった。(編集・翻訳/川尻)

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