2026年5月4日、韓国メディア・エコノミストは、韓国の輸出が半導体好況に支えられ過去最高水準を記録し、日本を上回る勢いを見せていると報じた。

記事によると、韓国産業通商資源部の発表で、4月の輸出額は前年同月に比べて48%増の858億9000万ドル(約13兆4000億円)となり、2カ月連続で800億ドル(約12兆5000億円)を突破した。

3月と4月はいずれも過去最高を記録し、年初からの累計輸出額も前年同期比で40%以上増加するなど、異例の伸びを見せている。

この急成長をけん引しているのが半導体だ。4月の半導体輸出は319億ドル(約5兆円)と前年同月に比べて約173%増加し、13カ月連続で月間最高記録を更新した。この背景には人工知能(AI)関連投資の拡大による需要増とメモリー価格の上昇があるとされている。

4月の輸出全体に占める半導体の比率は37%に達し、過去最高を更新。18年の「半導体スーパーサイクル(超好況)」時を上回る水準となっている。こうした流れが続けば、年間輸出額が8000億ドル(約125兆円)に達する可能性もあり、世界輸出ランキングで日本を上回り5位に浮上するとの見方もある。実際、今年第1四半期の累計ではすでに日本を上回っている。

記事は「一方で、懸念も浮上している」とし、輸出の半導体依存が高まっているため、半導体市場の状況が経済全体に与える影響が大きくなる可能性があるほか、サムスン電子の労働組合がストライキを予告しており、生産や供給網への影響も不安視されていると伝えた。

また、AIサーバー需要の増加でコンピューター輸出も大幅に伸びた一方、自動車輸出は中東情勢や米国の関税の影響で減少するなど、産業構造の偏りが強まっているとの指摘も出ているという。

これについて韓国のネットユーザーからは「半導体が強いとやっぱり経済も伸びるな」「でも依存しすぎると危ないのは確か」「日本を超えたのはちょっと驚き」「とりあえず韓国が波に乗ってるのは事実」「AIブームの恩恵を一番受けている」などの声が上がった。

一方で、「昔の日本も半導体で同じことを言われていた」「輸出はすごいけど内需はどうなんだろう」「景気が上がった実感はない」「中国も半導体を強化しているから競争は激しくなる」「サムスンのストが起きたら一気に崩れそう」などの声も見られた。

(翻訳・編集/樋口)

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