2026年5月3日、中国メディアの大風新聞は、河川の汚染を告発した環境ブロガーが深夜に身元を隠した鎮政府職員の訪問を受けたと訴え、市民の間で個人情報流出への不信感を募らせていると報じた。

記事は1日深夜に河南省のホテルに宿泊していた環境保護活動家ブロガーの部屋を正体不明の男2人が「話し合いたい」としつこくノックする事案があったと紹介。

身の危険を感じたブロガーが警察に通報したところ、翌朝に地元派出所から「深夜の訪問者は地元の鎮政府の職員だった」との公式な身元確認の結果が届いたと伝えた。

そして、事態の発端について、1日午前に同省鄲城県の武河溝で河水がピンク色に変色して大量の水草が漂う異様な光景を目撃し、SNSで告発した経緯を説明。ブロガーが現場で行った簡易検査でアンモニア態窒素の数値が国家基準を大幅に上回る1リットル当たり5~10ミリグラムを記録し、極めて深刻な汚染実態が判明したと紹介した。

その上で、ブロガーが身元を隠しレンタカーで移動していたにもかかわらず、調査直後から村の幹部や自称「鎮の代表」を名乗る人物からフルネームで電話がかかってきたという不可解な状況にも言及。ブロガーが情報の入手経路に強い不信感を抱き、当局による監視や個人情報の不正な特定が行われたのではないかという「不気味さ」を感じたと伝えた。

記事は、行政側の対応として環境部門が水質検査を開始し、対策チームを立ち上げて汚染水の移送などの処置を行ったことを発表する一方で、ブロガーが最も懸念している重大な個人情報漏洩の経緯については何の回答もなく、情報管理の不透明さが残されたままだと紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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