中国国産の1台目のトラクターを製造した中国機械工業集団傘下の中国一拖集団では、平均3分に1台の大型のタイヤ型トラクターがラインオフしている。記者はこのほど、中国一拖集団を訪れ、大型タイヤ型トラクター組み立てラインを取材した。

中国一拖のスマート生産ラインは三つの際立つ特徴を備えている。

一つ目は導入されている新技術と新プロセスが多い点だ。ロボットによる塗装、洗浄技術、特定のトルク設定技術、アシストロボットアーム、オンライン検査技術といった業界最先端の新しい技術とプロセスが導入されている。

二つ目は機械化物流・輸送の効率が高い点だ。空中自動チェーンブロック中継接続、地上自動搬送車、自動化された高効率の物流輸送設備などが導入され、地上の物流の負担が効果的に緩和され、資材の回転効率が高まっている。

三つ目は情報化が進んでいる点だ。生産ラインにはMES(製造実行システム)、ERP(企業資源計画システム)、PLM(製品ライフサイクル管理)という3大情報システムが導入され、生産と製造の過程の動的・可視化管理を実現している。

3分に1台の大型トラクターがラインオフする「中国一拖」の生産ライン

これらの強みを生かすことで、中国一拖の大型のタイヤ型トラクターの組み立てラインでは3分に1台のラインオフを実現した。同ラインでは年間4万5000台の大型のタイヤ型トラクターを生産することができる。

中国一拖が2025年に生産・販売したトラクターは6万3700台だった。中でも輸出台数は前年比41%増で、トラクター「東方紅」を代表とする中国の農機が次々と海外進出を果たしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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