中国の女優、趙薇(ヴィッキー・チャオ)一家が裁判に巻き込まれることになった。と言っても、彼女に問題があったのではない。
さらに正確に言えば、夫である実業家、黄有龍氏の豪邸を、雇っていた運転手が勝手に売ってしまったことが発端だった。中国最高人民法院(最高裁)が主管・発行する人民法院報が運営する情報サイト「 中国法治客?端」が伝えた。

 ヴィッキーは2010年4月に女児を出産した。その後、実業家の黄有龍氏と結婚していたことが明らかになった。その黄氏が所有していた「豪邸」が、雇っていた運転手に勝手に売却されてしまったという。

 不動産売買には本人であることを確認する公正証書が必要だ。中国では国民1人1人に身分証明書が発行されている。取得が義務づけられているわけではないが、身分証がないと重要な商取引、航空機や宿泊施設の利用などができなくなるため、たいていの人が取得している。

 身分証には本人の上半身写真も印刷されている。公正証書役場には身分証の写真と本人の一致を確認する識別機があるが、運転手が自ら公正証書役場に出向いたところ、「黄有龍氏本人」と識別されたという。

 記事によると、公正証書役場にある「本人識別装置」は、新式の身分証明書解読機の技術を応用したもので、その場で撮影した「本人像」または別の画像と、身分証上の写真を照合するものであり、一部の公正証書役場が導入しているという。

 北京市朝陽区人民法院に訴えを起こしたのは、運転手から「黄氏の豪邸を購入」した人で、自らに権利があるとして黄氏に物件の引き渡しを要求している。
同裁判は22日に開廷するという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:CNSPHOTO。2014年撮影のヴィッキー・チャオ)


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