全清飲の森本真治専務理事は「『ボトルtoボトル』において、家庭外の使用済みペットボトルの回収における品質向上は非常に重要。大型ビル全体で、使用済みペットボトルの管理を一元化するというのは非常に大きな新しい取り組み」と感謝の意を表する。
MUFGは以前、三菱UFJ銀行の東京・名古屋・大阪の大型ビルにおいて、缶・瓶・ペットボトルをまとめて回収する従来のリサイクルボックスに加え、独自ルールのリサイクルボックスを設置していた。
独自ルールのリサイクルボックスでは、缶・瓶をそれぞれ分けて回収するボックスと、キャップやラベルを外した状態のペットボトルのみを回収するボックスを用意した。
今年1月には三菱UFJ銀行大阪ビル、今年3月には三菱UFJ銀行名古屋ビルの全館で、従来型のリサイクルボックス計63台を撤去。
詳細に分別する独自ルールのリサイクルボックスのみに統一し、同社が使用済みペットボトルを一元管理する実証実験を開始した。
実証実験ではキャップやラベルの分別、飲み残しゼロを呼び掛けることで、使用済みペットボトルから得られる再生ペット樹脂の回収率を高め、「ボトルtoボトル」比率の向上を目指す。
森本氏は「キャップがついていると、どうしても飲み残しが入ったままになってしまうことが多く水平リサイクルの妨げになる。MUFGさまのルールに基づく一元管理によって、回収するペットボトルの品質の向上が期待できる」と説明。
全清飲はリサイクルボックスに貼って分別を促すステッカーや社員向け啓発動画を提供することで啓発活動を支援していく。
一方、MUFGとしては社会課題の解決や社員の環境意識の醸成を目指す。今後は1年ほどかけて、「ボトルtoボトル」に与える効果、回収・運搬コストなどの経済性、社員の行動変容を検証していく。
三菱UFJ銀行総務部ファシリティ戦略室企画グループカーボンニュートラルチームの鍬塚翔子上席調査役は「MUFGの中期経営計画の3本の柱の一つが社会課題の解決。今回の取り組みは資源循環の推進につながるとともに、ペットボトルは非常に身近な存在のため、社員の環境意識の醸成にも期待できる」と述べる。
森本氏は「今後も賛同していただけるステークホルダーとは連携し、オフィスをはじめ商業施設などでも、回収する使用済みペットボトルの品質を向上させていきたい」と語る。
三菱UFJ銀行の鍬塚翔子氏㊧と全清飲の森本真治氏ソース

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