日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。ツイッギーの驚くべき人生をたどる初の公認ドキュメンタリー!『ツイッギー』評点:★3.5点(5点満点)笑いを絶やさないツイッギーの芯の強さ

 

日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『ツイッギー』をレビュー!...の画像はこちら >>

© 2024 DIRTY ANGELS PRODUCTIONS, INC.

1966年、初めての本格的なポートレートがタブロイド誌に掲載されるや否や、16歳のレスリー・ホーンビーは〈ツイッギー〉としてモデル界の頂点に駆け上った。

ロンドンの労働者階級出身で、小枝のようにスリムで(=「ツイッギー」)、ショートヘアが特徴で、よく笑うツイッギーは、自由の息吹に満ちた1960年代を象徴するアイコンとなった。

さらに彼女はケン・ラッセル監督作『ボーイフレンド』を皮切りに女優、歌手、パーソナリティとしても活躍、自分のブランドを立ち上げ、今もなお活発に活動中である。

ツイッギーの華麗なキャリアを振り返る本作は、同時にティーンエイジャーの彼女が生き馬の目を抜くファッション・芸能業界をどのようにサバイブしたのか、ということもしっかり描いて抜かりがない。

劇中にはウッディ・アレンによる悪名高いインタビューも収録されているが、わずか17歳のツイッギーを初手から見下し、馬鹿にするつもり満々で失礼極まりない質問を繰り出すアレンをウィットに富んだ切り返しでコテンパンにやっつけてしまうのだからたまらない。

この機知と笑いを絶やさない明るさこそが、彼女が今もハッピーな人生をエンジョイできている所以だろう。

STORY:1960年代に世界中をとりこにしたイギリスの伝説的モデル、ツイッギーの人生と魅力に迫ったドキュメンタリー。ツイッギー本人の言葉や貴重なアーカイブ映像などを通して、ひとりの女性、そして母としての生き方、葛藤や選択を描く

監督:サディ・フロスト
出演:ツイッギー、ダスティン・ホフマンほか
上映時間:97分

全国公開中

編集部おすすめ