レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、現地時間12日に行われたクラブ理事会後に公式会見を実施。会長選を実施することを明かした。
スペインメディア『マルカ』が伝えている。

 現在79歳のペレス会長は2000年にレアル・マドリードの会長選に2度目の出馬。見事に初当選し、毎シーズン世界的なスターを獲得し“銀河系軍団”を形成。しかし、2006年には2シーズン連続の無冠の責任を取る形で辞任。その後、2009年に再び会長選に立候補し、以降はここまで長期政権を築いてきた。

 この間にチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含め、5度のラ・リーガ制覇、6度のCL制覇、5度のFIFAクラブワールドカップ制覇などエル・ブランコに多くのタイトルをもたらしてきた。

 昨年に行われた会長選では対立候補がおらず、2029年までの任期での再選が決定していたが、今シーズンの無冠に加え、クラブ内部の内紛騒動と近年稀に見る混乱に見舞われるなか、「私は選挙管理委員会に対し、現役員による役員選挙の手続きを開始するよう要請した」と会長選の実施を宣言した。

「レアル・マドリードにはオーナーは一人ではなく、クラブを構成する1000人のソシオがいる。私がこの決断を下したのは、レアル・マドリードの利益と私自身に敵対するキャンペーンによって引き起こされた、不条理な状況が生じたためだ。結果は必ずしも良いものではないが、スポーツの世界では必ずしも勝つとは限らない。彼らはこの状況を利用して私個人を攻撃している」

「『フロレンティーノはどこにいる?』と彼らは言っている。私は普段、自分のことを公言しない。
中には末期がんだとまで言われたこともある…。この機会に、私のことを心配してくれている方々に、私が今もレアル・マドリードと会社の会長を務めており、健康状態は万全であることをお伝えしたい。健康状態が万全でなければ、両方の立場を兼任することはできない。もし本当にがんを患っていたとしたら、がんセンターに行かなければならなかっただろう。もしそうだったら、世界中にそのことが知れ渡っていたはずだ」

 会長選実施の理由について説明した同会長は、スマートフォンを取り出して自身を不当に“口撃”していると捉える複数の記事やトピックについて言及。憤りを露わにした。

「今年は何もタイトルを獲得できず、皆さんのフラストレーションはよく分かる。しかし、私が会長を務めて以来、サッカーとバスケットボールで66ものタイトルを獲得し、サッカーでは7回の欧州カップ優勝も果たしてきたことを、皆さんにお伝えし、お見せしなければならない。この(ネガティブ)キャンペーンの背後にいる者たち、陰で暗躍している者たちに言いたいことがある。彼らには選挙に出馬してもらおう。今こそ彼らにチャンスだ。私はレアル・マドリードの利益を守るために立候補する」

「私がレアル・マドリードの会長に立候補したのは、ソシオがクラブを運営できるようにするためだ。
ジャーナリストは、自分たちが何かを言えば人々が信じてくれると思っているが、人々は私の言うことを信じてくれる。一部のジャーナリストは、クラブの選挙が重要だからといって、自分たちが介入できると考えている。ここレアル・マドリードでは、私がここにいる限り、ソシオがクラブを運営する。立候補したい人は誰でも立候補すればいい。しかし、私が疲れているように見えるとか、働きすぎだからとか、陰で言うのはやめてほしい。私はこれを止めなければならない。メディアがクラブを乗っ取ったことを私は受け入れられない。2年足らず前にリーグ優勝とチャンピオンズリーグ優勝を果たしたのに、今やマドリードは崩壊し、混乱状態にある…。しかし、どうして混乱状態と言えるのだろうか?」

「サッカーとバスケットボールで66ものタイトルを獲得してきたのに、世界中の誰も何が起こっているのか理解していない。私は辞任しない。私が最後に辞任するメンバーになるだろう。レアル・マドリードのオーナーはメンバーだ。
選挙に出馬したいなら、脅迫するだけでなく、実際に立候補すべきだ。2000年に私がしたように、1億7000万ペセタ以上の保証金を拠出し、ロベルト・カルロスやイルクナーのような選手が給料を受け取れるようにすべきだ。蔓延している反マドリード感情に終止符を打ちたい。選挙を実施するつもりだ。メンバーを守るために、私はそうしなければならない。世界最高のクラブに育て上げたにもかかわらず、レアル・マドリードを乗っ取ろうとする者たちがいるのだ」
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