◆SATO presents 高校野球女子選抜0―8イチロー選抜 KOBE CHIBEN(31日・バンテリンドーム)

 「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」が、「高校野球女子選抜」に快勝して、21年から5連勝となった。

 「1番・投手」で先発したイチロー氏(51)は1安打を放ち、投げても9回1安打完封で最速135キロをマークし、毎回の14三振を奪った。

「4番・中堅」の松井秀喜氏(51)は3回の2打席目に2年連続弾となる先制の豪快な3ランを右翼席ポール際に運んだ。観客は2万1233人が集まった。

 5年連続の完投となったイチロー氏。完封は21、23年に続き3度目だが、被安打1は最少、14Kは21年の17Kに次ぐ多さだった。だが、試合後にイチロー氏は約2週間前の練習で右肩に違和感を訴えて、この日の登板に黄色信号がともっていたことも明かした。

 「実は練習試合をやった時に、以前痛めた肩がまた再発まではいっていないですけど、浅かったけど、2週間ちょっと前の話ですけど、マウンドに立てないかもと思った。いったんシアトルに戻る予定だったけど、日本に滞在して治療に充てた。そんな経緯があったので、ホッとしています。それ(練習試合)が14日だったので、そのあと何日か15~17日くらいはノースローだった。色んな方に治療でお力添え頂いて…」。

 そんなぎりぎりの状態でも51歳で完封したのはさすがだった。

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