過去に全ポジションにわたって22選手がつけている「51」。現在は浅野翔吾の番号だ。
22年ドラフトで阪神と競合の末、巨人入りした浅野に用意された「51」は、イチロー(マリナーズなど)の代名詞として広く知られるようになったナンバーだ。
浅野にその番号が与えられた理由の一つには、高松商時代に同校に指導に訪れたイチロー氏から指導を受けたことにある。左右は違うが、同じ俊足巧打の外野手。「51」には、球団の期待の高さがうかがえる。
背番号だけでなく、イチローモデルのグラブでプロの第一歩をスタートした浅野は、「全力の中で形をつくる」という教えを心に刻み、1年目の23年8月18日・広島戦(マツダ)でプロ初本塁打。24年にも3本塁打を放った。
近い将来のチームの柱として、首脳陣の期待は大きい。「51」を浅野の番号として育てていくのか、あるいは若い番号になるのか。まずは不動のレギュラーを目指していく。