第32回U―18W杯(5~14日・沖縄)で連覇を目指す高校日本代表は3日、沖縄・糸満市の平和祈念公園を訪問した。戦没者の慰霊碑「平和の礎(いしじ)」で、主将の阿部葉太(3年)=横浜=ら5選手が代表して献花した。

 地元ガイドの案内に熱心に耳を傾けながら、「平和の火」や「全学徒隊の碑」などを見学。同世代が戦場に動員されたことに、阿部は「どれだけ悲惨だったか。こういった方々がいて、今、自分たちが野球ができていることに感謝したい」と決意を新たにした。12の国と地域が参加する大会に向け「野球だけじゃなく、海外の人との交流も大事にしながら戦いたい」と思い描いた。

 その後は沖縄セルラー那覇で約3時間、汗を流した。初戦のイタリア戦(5日)の開幕投手について、小倉全由監督(68)は「これからコーチ陣と話をして決めていきます」と語るにとどめた。

編集部おすすめ