◆JERA セ・リーグ 巨人1―12ヤクルト=8回裏降雨コールド=(4日・岐阜)

 岐阜に降臨した“村神様”がド派手な2発をぶちかました。まずは初回2死三塁。

ヤクルト・村上は又木の直球を左翼席へ。「逆らわずにしっかりと打つことができました」。3日の巨人戦(京セラD)では大勢から15号ソロを放っており、2試合またぎで2打席連発となる16号先制2ランだ。

 5―1の4回1死満塁では「しっかり押し込むことができました」と泉のスライダーを右翼席にたたき込む17号満塁弾。22年6月23日の中日戦以来、通算8本目のグランドスラムは、長良川球場でのNPB通算100号となった。今オフのメジャー挑戦を表明している村上にとって、地方球場“ラストゲーム”で自己最多タイ6打点締め。「すごくうれしい。年に一回とか(の開催)なので、こういうゲームができてよかった」と喜んだ。

 直近6戦7発でセ本塁打ランキングではDeNA・牧を抜いて単独3位に浮上した。34戦17発と2試合に1本のペースで、143試合換算では71・5本と球団OBのバレンティンがマークしたNPB記録の60号(13年)を超える“無双モード”。手がつけられなくなってきた。(長井 毅)

 村上(ヤ)が4日巨人戦の4回に右越え満塁本塁打。

通算8本目の満塁本塁打は池山隆寛の10、山田哲人の9に次いで球団単独3位となった。対戦相手別では巨人が最多の3本。1リーグ時代も含め岐阜(長良川)の球場通算100本塁打にもなった。1回の左中間2ランも含めてこの日6打点を記録し、自身3度目の最多タイ。

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